こんにちは。アクセスジョブ名古屋駅前です。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
不要不急の外出自粛が続く中、どんなお盆休みを過ごしていらっしゃいますか?
さて、今日のブログのタイトル〝やめられない止まらない〟。
昭和生まれの人なら、まず例外なく〝カルビーのかっぱえびせん〟を思い出しますよね。
でも、今日のテーマは〝スナック菓子〟ではありません。
もっと重大かつ世界規模の社会問題のひとつ、〝ゲーム障害〟です。
〝ゲーム障害〟とは、ゲームをしたいという衝動を抑えられず、日常生活よりもゲームを優先し、
健康を損なうなどの問題が起きても続けてしまう依存症。
2022年から使われる世界保健機構 WHO の「国際疾病分類」最新版では
〝治療が必要な病気〟と認定されました。
家庭や学業、仕事に重大な支障が生じる状況が少なくとも1年以上続くなどした場合に診断されます。
今のところ、有効な治療法は確立していないそうです。
「あいつはゲーマーだから…」なんて、もはや笑っている場合ではありません。
2019年1~3月に全国調査を実施した国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)は
「全国の10~29歳の約33%が平日に1日当たり2時間以上オンラインゲームなどをしており、
時間が長いほど学業や仕事への悪影響や、体や心の問題が起きやすい傾向にあった」と
調査結果の中で指摘しています。
〝問題〟が生じる割合は、ゲーム時間が2時間を超えるとグンと高くなるそうですが、
平日1日当たりの時間が〝1時間未満〟の人は40.1%であったのに対し、
〝2時間以上3時間未満〟は14.6%、〝3時間以上〟は18.3%(うち〝6時間以上〟は2.8%)もいたそうです。
「趣味や友だちに会うなど、大切な活動への興味が著しく下がった」人は6.8%で、
4時間以上ゲームをする人では20%を超えました。
「ゲームによって学業や仕事に悪影響が出ても続けた」人は5.7%で、
6時間以上ゲームをする人では24.8%と激増。
「昼夜逆転またはその傾向にあった」人は2.3%で、
6時間以上ゲームをする人では48.5%。
「ゲームのために腰痛や目の痛みなどの問題が起きてもやめられなかった」人は10.9%、
「睡眠障害や不安など、心の問題が起きてもゲームを続けた」人は7.6%と、
多くの人が〝ゲーム障害〟予備軍になりつつあることを示唆しています。
ゲーム障害は精神障害合併率も高く、上記センターの研究報告では、
大うつ病をはじめ、注意欠如障害や広場恐怖、強迫性障害、パニック障害、多動性障害、躁エピソード、
社交不安につながるリスクも指摘されています。
外出自粛による〝巣ごもり〟が契機となって、
今はもっと多くの人たちがゲーム依存状態になっているのでは?
事実、今年4月のゲームソフトの売り上げは昨年同月の2倍になっており、
アメリカでは1~3月のゲームの売り上げは過去最高の実績だったそうですし…。
まだ〝ゲーム障害〟を自分の意志で防げるようであれば、是非〝自制〟してください。
自分で自分をコントロールすることは〝自立〟の第一歩です。