こんにちは! アクセスジョブ名古屋駅前です(^^♪
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
人とのコミュニケーションって、難しいですよね。
家族や友人、お互いのことをよく知っている人との会話ならまだしも、
初対面の人や見ず知らずの人との会話ともなると、
どうやって話しかけていいのか、何を話していいのか迷ってしまい、
ややもすると居心地の悪い沈黙の時間が流れていきます。
というわけで、今回は、筆者の経験をもとに〝営業パーソン〟 の雑談スキルを紹介します。
コミュニケーションを通じた人間関係の構築のしかたのヒントになれば幸甚です。
さて、一口に〝営業〟と言っても、商品によってアプローチの仕方は若干異なりますが、
共通するスキルがあります。それは「雑談力」です。
営業パーソンは、会っていきなり商品を説明したり提案したりすることはありません。
営業パーソンが、まず最初にすることは〝アイスブレイク〟
つまり、お客様の警戒心を解いて、やわらかい雰囲気を作ること。
そのために「雑談」を通じて、意気投合し、情報を共有し、合意形成をしていきます。
「雑談」は、本題とは全く関係のない、つまり、利害関係のない話ですが、
話がうまく噛み合って盛り上がり、笑顔や笑い声が出てくれば、
お互いの距離感が一気に縮まり、スムーズに本題に切り込みやすくなります。
この「雑談力」こそ、コミュニケーションのスキルのひとつなのです。
会話の主導権を握ってしまえば、相手を自分のペースに巻き込みやすくなるのは事実ですが、
とはいえ、いきなり自分のことをペラペラと話し始めても、
相手が自分に興味を示していなければ、相手にとってはただ苦痛なだけ。
実は、「雑談力」に最も必要なのは「話す力」ではなく、相手の話を聞き出す力、つまり「聞く力」なのです。
人は、べらべら話す相手よりも自分の話に興味をもって聞いてくれる相手ほど親しみを感じます。
だからこそ、うまく「聞き出す」ことによって、親しみを感じてもらえるようにしなければなりません。
「聞く力」があればあるほど、自然に会話の主導権を握ることができるのです。
では、何から話しかけてみればよいのでしょうか。
「つかみ」のキーワードは〝木戸に立てかけせし衣食住〟です。
・き…季節。挨拶に続けて世間話につなげるための鉄板ネタですよね。
・ど…道楽。趣味や好きなこと。お客様との関係を深めるための格好の切り口です。
・に…ニュース。巷で話題になっていること。業界絡みなら相手も話しやすくなります。
・た…旅。家族旅行や出張ネタが切り込やすいかも。
・て…テレビ番組。ニュースでもドラマでも構いません。
・か…家族。旅行ネタと被らせるのもよし。話題にはペットも含めてよいでしょう。
・け…健康。初対面より、2回目以降の訪問時の鉄板ネタです。
・せ…世間。ニュースやテレビ番組と被ることもありますが、スマホ系のネタはイケるかも。
・し…仕事。業界の動向や業界絡みのテーマ。タイムリーな話題ほど盛り上がります。
・衣食住…特に「食」はテーマにしやすいですね。「安くておいしい店」みたいな。
「雑談力」とは、話を聞き出すことで相手を自分のペースに乗せていく話術のこと。
営業のスキルとしてではなく、休憩時間などのちょっとしたコミュニケーションにも十分に応用できます。
コミュニケーションが苦手な人ほど、コミュニケーションと言えば
「自分のことを話さなければならない」という強迫観念にかられがちのようです。
ぜひ、相手の話を「聞き出す」というスタンスで、コミュニケーションに臨んでみてください。
アクセスジョブでは、マンツーマンの対面プログラムに
コミュニケーションのスキルアップを図る「職員と話そう」という講座を用意しています。
コミュニケーションの練習は「ひとり」ではできません。
相手がいるからこそ「コミュニケーション」と言えるのですから。
また、プログラムの合間にお茶を飲みながら会話ができる休憩処〝JOBカフェ〟 もあります。
利用者でなくても、見学がてらちょっと立ち寄っていただければ
きっと楽しい会話の花が咲くこと間違いなし。
お待ちしています。
ちなみに…
大阪のおばちゃんたちは、いつも手提げかばんの中にアメ(キャンディ)を入れておき、
電車やバス、何かの集まりなどで見知らぬ人と隣り同士になったとき、
「はい、アメちゃん💛」と言ってアメを差し出しあって数秒で仲良くなってしまい、
世間話で盛り上がったり、プライベートな話にまで鼻を突っ込みあうこともあるそうです。
すごいコミュニケーションスキルですね。