こんにちは! アクセスジョブ名古屋駅前です。
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8月21日、厚生労働省が10月から適用される2020年度の最低賃金を発表しました。
最低賃金制度は、使用者が労働者に支払わなければならない賃金額の最低限値を定めた制度で、
雇用形態に関係なく、すべての従業員(パート・アルバイトを含む)に適用されます。
〝全国平均1000円を目指す〟とされる最低賃金制度ですが、
今年の最低賃金は全国平均902円で、愛知県は昨年比+1円の927円。
47都道府県の最低賃金を調べてみると、1000円超は東京都と神奈川県のみ。
900円超は東京・神奈川を含む7都府県で、15県が最低額の790円でした。
ほとんどが据え置きか1~2円のアップにとどまり、最高でも+3円。
もちろん、原因は長引く〝コロナ禍〟です。
愛知県の最低賃金の推移を調べてみると、
1986(昭和61)年12月から1991(平成3)年2月まで続いた〝バブル期〟は、
ほぼ毎年、最低賃金が+11円から+26円の幅で上昇し続けていましたが、
1991(平成3)年3月から93(平成5)年10月の〝バブル崩壊〟を境に上げ幅は減少を続け、
1998(平成10)年の〝平成大不況〟を経て、2002~2003(平成14~15)年には
とうとう〝最低賃金〟は据え置き(+0円)になってしまいました。(最低賃金681円)
その後、2007(平成19)年は+20円になり、回復の兆しかと思われたのも束の間、
今度はアメリカから始まった〝世界同時不況(リーマン・ショック)〟で2009年は+1円に。
(奇しくも同年、新型インフルが大流行し、世界保健機構WHOがパンデミック宣言を出しています。)
上げ幅が+20円の大台に乗ったのは、2011(平成23)年の〝東日本大震災〟の2年後でした。
2013(平成25)年、最低賃金が+22円の780円になってからは毎年+20円台で推移し、
2019(令和元)年には+28円と、過去2番目の上げ幅を記録しました。
そして、今年…。
新型コロナウイルス感染拡大が始まって約8か月。
(国内最初の報道は2019年12月31日13時41分だったそうですが…)
世界規模で経営の悪化や倒産する企業が増え続け、求人数は減少を続け、
相対的に求職者が増え続けている現在、
就労移行支援等で就職の準備に向けてがんばっているみなさんも
不安な日々を過ごしているかもしれません。
でも、わずか過去20年の出来事を振り返ってみただけでも、経済も人々の暮らしも
必ず〝復活〟していますよね。
決して楽観視しているわけではありませんが、
「なんとかしよう」と踏ん張る人々の気概や気力がある限り、
必ず〝復活〟すると思いませんか?
「止まない雨はない」「明けない夜はない」
今は、ひとりひとりが自分にできることに全力を尽くして頑張る時期。
就職の準備をしているみなさんも、
「出番」が来たときのために、今までと変わらぬ就職準備に打ち込んでください。
わたしたちも全力で支援、応援しますから。