就労移行支援事業所のアクセスジョブ > ブログ > 【アクセスジョブ静岡】内定のために自分をよりよく見せたい!
ブログ
静岡

【アクセスジョブ静岡】内定のために自分をよりよく見せたい!

2024.08.15

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。

履歴書を作成していた利用者さんから「面接では自分を良く見せたいんです」と話がありました。

その時に自分は面接はそのままの自分を見せ、企業に自分がこの先働いていけそうかを判断してもらう場だと思っていたので、良く見せて内定をもらうという考え方に少し驚いてしまいました。

閉所後に他の職員とも「面接で自分を良く見せる事」について話をしました。

考え方は人それぞれですが、「良く見せた故の苦労」について、様々な意見も出てきました。

本日は「内定のために自分をより良く見せる事」について考えていきます。

自分を大きく見せて内定をもらうこと

就職活動、転職活動のゴールは「就職」ですね。

アクセスジョブ静岡のような就労移行支援事業所を利用するみなさんも、ゴールを就職に定めて日々取り組んでいただいている事だと思います。

ですが、長い人生を考えた時に「就職」はゴールではなくスタートです。

内定を貰ってから、社会人としての長い生活がスタートします。

このスタート地点で自分を大きく見せてしまった場合、その後どうなっていくかを考えてみましょう。

面接時に自分を大きく見せてしまい、入社後に苦労をする図

こちらは極端な例かもしれませんが、自分を大きく見せた事によって「あの人、思っていたより出来ないことが多いかも?」と思われる可能性は大いにあります。

「出来る」と言ったなら会社は相応の仕事を依頼しますし、「出来る」と言ってしまったため後から出来ないと言えず自分自身も辛い思いをします。

周囲に相談をした際も、面接時の「出来る人」の印象が残っていると「この人なら大丈夫だろう」と受け止められ、希望する解決策が出てこない可能性もあります。

結果、会社が期待していたよりも出来ていないと判断されてしまうと、実際の自分自身の能力よりさらに低く評価されてしまう可能性もあります。

自分を大きく見せて面接を受ける場合、内定を貰いやすくなるかもしれませんが、その後働き続けるのは大変になってしまいますね。

自分の弱さを見せて内定を貰うと……

それでは、自分を大きく見せずに面接を行うというのはどういうことでしょう?

あえて出来ない自分を演じて、過小評価をしてもらう……必要はありません!

基本的にはありのままの自分を面接で伝える事、出来ることや出来ない事をそのまま伝えることが大切です。

特に出来ない事、苦手なことをあえて伏せて面接をするのではなく、出来ない事や苦手なことほど素直に伝えることが大切です。

その結果、本来の自分より過小評価をされる可能性はありますが、それについてはあまり気にしなくても大丈夫です。

その理由について、これから説明していきますね。

面接時に過小評価をされ

自分の弱点や弱みをそのまま見せて面接に臨むと、面接官に過小評価をされる可能性はあります。

ですが、過小評価された場合には本来の自分の実力のままお仕事をしていけば、必ずどこかで正しい評価が付いてくるようになります。

よく面接練習をしている利用者さんから「出来ない事や短所を伝えてしまうと評価が下がるのではないか」と相談をされますが、この評価が下がるという事は今後長く会社で働いていく事を考えればさほど問題ではありません。

事前に「出来ない」と言ったことが出来ない分には企業側も受け入れてくれますが、事前に「出来る」と言ったことが出来なかった場合には「それなら面接時に言ってほしかった」と思ってしまう事でしょう。

もし、みなさんが面接で与える自分の印象を気にするのであれば、「出来ないことがある」という印象と「出来ない事を出来ると言ったことが後で発覚する」という印象のどちらの方がより相手にネガティブな印象を与えてしまうか考えてみてください。

そして、この「出来ない」を相手に伝えた時に大切なのは「出来ない事に対してどのような対応をしているか」もきちんと伝えていく事です。

例えば「数字を扱う事が苦手で暗算が出来ない」から「計算の際は電卓を使用したい」

「口頭だけの指示だと内容の理解が難しい」から「メモを取る時間をいただきたい」

「大きな音や光が気になって集中が出来ない」から「ヘッドホンやサングラスを使わせてほしい」

などなど、ご自身で出来る対策は多くあると思います。

その上で企業側から「目の前にお客様がいる職場なので都度メモを取るのは難しいかもなぁ」や「商品の判別作業があるのでサングラスを掛けてしまうと作業にならないかも」など、この職場で働くとあなたが大変になるのではないかと思った場合には、企業側から断ってもらえます。

「不採用」という言葉を使うから悪い印象を受けてしまいますが、不採用というのは事前に企業側から「うちで働くのはあなたには大変なことが多いかもしれませんね」と判断してもらっていると考えることも出来ます。

障がい者雇用を通して、自分にとって無理のない働き方で長く仕事を続けていきたいと思うのであれば、ありのままを企業に伝えて、企業に自分が合っているかどうかを判断してもらう事が大切です。

自分を良く見せようとして上手く行かない事は世の中山ほどあります。

ありのままの自分を見せていく事は勇気も必要かと思いますが、これからの働きやすさのために練習をしてみてはいかがでしょうか。

◇◆◇◆◇◆◇

静岡市内の多機能事業所「アクセスジョブ静岡」は毎月第2、第3水曜日が見学日♪

自立・生活訓練、就労移行支援、在宅支援で皆さまの「働きたい」をサポート致します!

他の曜日を希望される方はご相談くださいね♪

☎054-271-3990

見学申し込みはお問合せフォームよりお気軽にどうぞ!

◇◆◇◆◇◆◇