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【アクセスジョブ静岡】ソフトスキルとハードスキルと就労移行と

2024.10.31

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。

みなさんは「ソフトスキル」「ハードスキル」という言葉をご存じですか?

就職に必要なスキルを調べている中で「ソフトスキル」「ハードスキル」という言葉を見つけ、気になって調べてみました。

ブログ担当者が新卒だったころには聞かなかった言葉だなぁと思いつつ、中身を調べていくと確かに働いていく上で欠かせないスキルだということがわかりました。

今回のブログでは「ソフトスキル」と「ハードスキル」についてご紹介いたします。

ソフトスキルとハードスキル

これらは簡単に説明をすると「ソフトスキル=今までに培った個人の性格や特性によるスキル」「ハードスキル=今までの経験などから得た技術的なスキル」を示します。

ソフトスキルとハードスキル、これはどちらも履歴書や面接の自己PRでお伝えをする「長所」にあたるものです。

同じ長所でも特徴が違うため、それぞれ伸ばしや活かせる場も違ってきます。

その違いを理解せず、ソフトスキルが重要な場にハードスキル重視の履歴書を送ったり、ハードスキルを伸ばすためにソフトスキル向けの訓練をしても効率が下がってしまいます。

この二つのスキルの違いについて、普段の就労移行支援の訓練も合わせながら考えていきましょう✨

ハードスキルってなに?

ハードスキルの例

ハードスキルとは技術的なスキルのことを示しています。

みなさんが就活のために取得をする「資格」が最もわかりやすい例でしょうか?

パソコンスキルや語学スキルのように業務に関係なく身に付けられるスキルもあれば、その会社や業界でしか使わないような業務スキルなどもあります。

例えば、接客業で行うレジ打ちなどはレジを使用しない仕事の方は身に付ける機会がありません。

更に、レジは機種によって機能も違うので、基本が同じでも操作には細かな差があります🏪

こういった仕事を通じて得ることのできる技術的なスキルのことを「ハードスキル」といいます。

アクセスジョブ静岡で行っているクラスタによるPC訓練や各種軽作業はこれに当たりますね。

最初のころは上手くできなかった作業でも、繰り返し行っていくことで出来るようになった経験はありませんか?

難しいと思っていても、コツを教えてもらったりやり方を変えてみたら一気に簡単に出来るようになったことはありませんか?

このように、得意不得意はありますが基本的には繰り返し行うことで取得することが出来るスキルがハードスキルです。

「アクセスジョブ静岡でパソコンを使えるようになりたい」「手先を使った作業の練習をしたい」という方はハードスキルの向上を希望している方になりますね。

苦手なことでも真面目にコツコツ取り組むことが出来る方であれば、仕事を覚えることが苦手だったり慣れるまでに時間が掛かるとしてもハードスキルは身に付けられることが出来ます。

そして、就労移行支援事業所では時間を掛けて身につくまでのサポートを行っていくことはもちろん、実際にみなさんが就職をされてからは企業の方にみなさんのスキルが身につくまでのペースをお伝えすることもできます。

時間が掛かっても着実に進んでいることをお伝えすることで、企業の方からの安心していただくことが出来ます。

就労移行支援事業所を利用中だけでなく、利用後に実務の中でハードスキルを身に付ける際にも、間接的ではありますが皆さんをサポートしていきます!

ソフトスキルってなに?

「私の長所はコミュニケーション能力です」
「私の長所は我慢強さです」
「私の長所は真面目さです」

履歴書や面接でこのように答えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こういった「個人の性格や特性に関する長所」をソフトスキルといいます。

このソフトスキルの難しいところは、ハードスキルと違い業務や練習で身に付けるものではなく、皆さんの普段の生活や今までの生き方が大きく影響を与えるものだということです。

パソコンスキルを身に付けようと思えば、パソコンの練習を行いますよね。

パソコン教室に通うかもしれませんし、資格取得の勉強を始めるかもしれません。

では、我慢強さを伸ばしたい場合にはどうすればいいでしょうか?

滝に打たれてみたり、食べたいお菓子を我慢してみるのがいいでしょうか?

もちろんそれも悪くないと思うのですが、ソフトスキルはハードスキルと違い、明確に「これをすれば伸びる」というのが難しいですよね。

アクセスジョブ静岡のプログラムには他者とのコミュニケーションの練習の意味でグループワークを行ったり、価値観を話し合う講座というプログラムもありますが、やればやるだけコミュニケーション能力が伸びるかといえばそういうわけでもありません。

もちろんコミュニケーション能力を課題に感じているのであれば、行わないよりも行ったほうが能力が伸びていくことは間違いありませんので、伸ばしていきたい方は積極的に行っていきましょう!

より効果的にソフトスキルを伸ばしていきたいのであれば、他者からのフィードバックを受けながら行っていく方が良いでしょう。

事前にどういった点を課題と感じているのかを職員に共有し、客観的に見て自分の伸ばしたいソフトスキルがどのような印象を与えているか聞いてみるといいでしょう。

この時、「コミュニケーション能力を伸ばしたい」ではなく「笑顔で話せるようにしたい」「相手の話をちゃんと聞いて会話をするようにしたい」「聞かれたことに正しく答えれるようにしたい」など、自分の考えるコミュニケーション能力を具体的に伝えておくことをおすすめします。

ソフトスキルというものは皆さんそれぞれが今までの経験で培ったスキルなので、「コミュニケーション能力」と一言で言っても人によってイメージする能力はそれぞれ違ってきます。

自分は聴く力を高めたいと思っていても、相手がコミュニケーション能力=話す力だと思っていた場合は、フィードバックを受けても的外れなものとなってしまい、お互いにがっかりしてしまうでしょう。

ソフトスキルはハードスキルと比べて曖昧な部分が多いため、職員と相談をしながら根気強くプログラムに取り組んでいきましょう。

就労移行は生活の全てがトレーニング

生活リズムが乱れていたり遅刻が多かったりする方はよく「就職したらちゃんとします」と言うのですが、ソフトスキルというものは今までに培った個人の特性によるスキルであり、訓練や勉強ではなくご自身の普段の生活から積みあがっていくものです。

日常生活の積み重ね、つまり仕事の関係ない場でのご自身の振る舞いがソフトスキルに関わるものなので、ソフトスキルで取得や改善を希望しているものがある場合は就労移行支援事業所での日々の生活から見直していきましょう。

来所持の挨拶はどんな感じですか?

就職したらちゃんとするからと小さな声で聞き取れない挨拶をしていませんか。

プログラムに使う道具を借りる時にお礼を口にしていますか?

就職したらちゃんとするからと何も言わずに受け取っていませんか。

相手の話を聞くときにどんな態度で聞いていますか?

就職したらちゃんとするからと相手の目を見ず、相槌も打たずに聞いていませんか。

これを読んで「就職しただけで普段出来てないことが出来るようになるのかなぁ……」と思った方は、就労移行支援事業所で行う各訓練だけでなく、普段の振る舞いから意識をしてみましょうね。

用意されている多くのプログラムは主にハードスキルに、就労移行支援事業所での生活の全てがソフトスキルに繋がっています。

みなさんが身に付けたいを希望するソフトスキルがあれば、モニタリングや朝のセルフチェックなどで職員に相談をしてみてください。

そこを共有いただければ、普段の生活の中でどういった点を意識すればいいのかアドバイスができます。

ハードスキルを強化したいのであれば、毎日通所をして毎日1コマでも良いので上達したいプログラムを継続して行うことが。

ソフトスキルを強化したいのであれば、すぐに変化が訪れるわけではないことを受け入れ、根気強く周囲のフィードバックを受けていくことが大切です。

どちらもすぐに結果が出るわけではありませんが、諦めずに取り組んでいくことが重要です。

それを全て一人で行うのはとても大変だと思いますので、就労移行支援事業所のようなサービスを利用し、他者の協力を得ながら取り組んでみてはいかがでしょうか。

実際にどういったことを行っているのか知りたいという方はいつでも見学受付中ですのでお問合せください✨

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