コラム「障がい」と「仕事」

就労移行支援へ見学!体験記~支援内容と就職実績に迫る
2025.02.10

こんにちは。
わたしは仕事ブランク歴2年、そろそろ就職を考えている新葉🐱と申します。
みなさまは「就労移行支援」ってきいたことがありますか?
障がい福祉サービスの一つで、障がいのある方が就職に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職(復職)後も職場に定着できるようサポートを行う場所です。

うつで仕事を辞めたのち、2年ブランクがあるわたしが就労移行支援へ見学にいってみました!
ぜひご一緒に体験してみてください!
<<< もくじ >>>
就労移行支援を探す

まずは、わたしに合いそうな就労移行支援事業所を調べてみます。
就労移行支援選びには、以下がポイントとなりそうです。
・就労移行支援の雰囲気
・受けれる支援内容
・就職実績
・昼食の提供の有無
たしかに雰囲気と、どのような支援内容のかは大事ですし、
就職実績から、そこの就労移行支援事業所の力量がわかる気がします。
さらに就労移行支援には様々なタイプがありましたのでご紹介しますね。
・「個別支援対応」
・「IT特化型」
・「在宅訓練ができる」
・「リワーク(復職)」
個別対応支援

IT特化型

わたしはIT系は苦手、復職でなく、就職のため、「個別対応」「在宅訓練」「就職実績」をキーワードに探すことにします。
みなさまもぜひ、ご自身に合いそうなタイプの就労移行支援事業所を探してみてくださいね。
さらにホームページなどを見ておくと、就労移行支援事業所の見学まえから、「利用体験」までのイメージをつけることができます。
なぜなら
「見学する就労移行支援の価値観と雰囲気」=「自分の価値観と雰囲気」
だと嬉しいですし、就職活動を安心してできる「鍵」だと思うのでしっかり見ておきたいです。
調べることがむつかしい方は、相談支援事業所や、就業・生活センター、区役所の「障害福祉」窓口にご相談してみてくださいね。
就労移行支援へ見学予約

第一候補の就労移行支援事業所が決まったので、勇気をもって見学の予約をしてみました。
スマホを手に取り、電話番号を押します…。
「プルルルル…。」ドキドキ💕
「お電話ありがとうございます。就労移行支援事業所の田中です。」
「こ、こんにちは。そちらを見学に行きたいのですが、いつならよいですか?」
「ご見学ですね、ありがとうございます、日程を確認いたします。」
ほッ・・・なんだか明るい声の人でした。
「🎶~♬~♪」保留音が流れます。

「お待たせいたしました。●月〇日の11時~いかがでしょうか」
「来週ですね!お願いします。服装と持ってくるもの教えていただけますか?」
「普段のお洋服で大丈夫です。障害者手帳がありましたらお持ちくださいね」
「わかりました、よろしくお願いします。」
「どうぞ気を付けてお越しください😊」
…ふう、頑張りました、わたし。
手汗びっしょりです。
どうやら、普段の服装で、障がい者手帳があれば(なくても大丈夫)よさそうです。
電話先の田中さんは、明るく優しく対応してくださったので、安心しました。

振り返ると、事前に聞くこと、服装・持ち物をメモしていたので、スムーズに尋ねることができました。
見学に行く当日、服装と持ち物を悩まなくてすみます。
「支援内容」「就職実績」については見学の時に質問する…と再度メモに残しました。
候補の就労移行支援に見学予約ができたので、当日を待つことにします。
見学・体験

就労移行支援事業所へ電話予約をして1週間後。
見学の当日になりました。
質問したいことをメモし、障がい者手帳も用意、準備は万端です!
今日の見学のミッションは、
・就労移行支援事業所の雰囲気
・支援内容
・就職実績
の確認です!
遅れたらいけないと思って、20分まえにつきました💦
少し時間をつぶすために近くを散策するとコンビニがあって便利そうです。
さて、時間になったので、就労移行支援事業所のインターホンを押します!
「こんにちは!新葉さまですね。お待ちしていました😊」
サービス管理責任者田中さん

…わたしが話すまえに名前を言ってもらえてうれしかったです。
面談室に通され、笑顔のサービス管理責任者の田中さんとお話をします。
話したのは、
「すきなこと」
「苦手なこと」
「いままでの仕事の経験」
「やりたい仕事」
このような内容でした。
知らずしらず、障がい特性のため起こった、過去の辛い経験などもお話してました。
サービス管理責任者の田中さんは「お辛かったですね」と寄り添ってくださいました。
じ~ん…🥹✨
就労移行支援事業所の室内

20分ほど面談室でお話し、室内を見学。
パソコン訓練、軽作業室、トイレの場所を説明くださいました。
就労移行支援事業所ですが、まるで本当のオフィスにいるみたいです。
実際に支援を受けたり、訓練をしている方がいらっしゃったので、よりイメージをつかむことが出来ました。
就労移行支援の支援内容・就職実績

訪問した就労移行支援の室内は清潔で、利用しているかたもマナーを守っていることが感じ取れました。
環境としてはばっちりです!
気になる支援内容と就職実績をお尋ねしてみます!
聞きたかったこと①
「受けられる支援内容はどのようなものがありますか」
「ご希望されている、パソコン、MOSや簿記など資格取得の応援、自立神経を整えるヨガなどあります。」
…と渡されたのが、月間支援内容(プログラム)の予定表でした。
【月間支援内容(プログラム)予定表】

引用:就労移行支援アクセスジョブ札幌北24条
たくさんあります😮
こちらの就労移行支援事業所は月間予定と、個別に希望をききながら1週間の支援内容を決めていくそうです。
【個別 週間予定表】

「お時間よろしければ、どれか体験なさっていかれませんか?😊」
とお誘いをうけましたので、「パソコン文字入力」の体験をさせていただきました!
支援員さんがパソコン起動から教えてくださいます。

「自信がつく頃、企業実習、履歴書作成、面接対策もしていきます。」
…すごい。企業実習はひとりだけではできないかも。
体験をしながら、本日の見学ミッションの2つ目を質問。
聞きたかったこと②
「就職実績を教えてくださいますか。」
「開所して6年間で62名のかたが就職されました。みなさん、1年以上ご活躍されていますよ。」
…おぉ、平均すると1年で10名。わたしもその中のひとりになれるのかな。
在宅訓練も行政の許可が下りるとみとめられるそうです。
第一候補の就労移行支援事業所で、ミッション完了!
見学だけでなく体験までできた有意義な1日でした。
見学・体験の感想

この日は事前に調べ、電話予約した就労移行支援事業所で見学と体験までできました💡
感想は・・・
「行ってみてよかった✨」
です。
ホームページやパンフレットだけではつかみにくい、
事業所の雰囲気や、どういった人達がかかわってくれるのかを知ることができました。
支援内容ではパソコンと、企業実習や就職面接対策を学べることは有意義だと思いました。
就労移行支援の利用には障がい福祉サービス受給者証が必要なので、次回体験の際に、行政への手続き方法をお聞きする予定です。
福祉サービス受給者証申請も支援内容に含まれてました。

第一候補の就労移行支援事業所の見学は、かなり手応えがありました。
まだ、どんな仕事をしたいか定まってはいませんが、就労移行支援を活用したい、と感じることができました。
次回の体験も楽しみにしたいと思います。
みなさまも気になる就労移行支援事業所が見つかれば、
自分に合った就労移行支援事業所か自分の目で見て、支援員のかたと直接話して肌で感じる為に
可能な限り見学、体験をおすすめします。
支援内容もお尋ねしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼筆者紹介
名前 新葉🐱
仕事ブランク2年 診断「うつ」
障がい福祉サービス利用は初めて。就職活動を開始。
