就労移行支援事業所のアクセスジョブ > ブログ > 物語思考を活用した就職活動
ブログ
名古屋上前津

物語思考を活用した就職活動

2025.03.18

こんにちは、名古屋市中区にある就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津です。(在宅支援も充実!)

物語思考(ナラティブ・シンキング)を就職活動に取り入れることで、自己理解を深め、自分に合った仕事を見つけやすくなります。

単なる職探しではなく、「自分の人生のストーリーの中で、次にどんな章を書いていくか?」という視点で考えると、納得感のあるキャリア選択ができます。

1. 自分の「これまでの物語」を整理する

まず、過去の経験を振り返り、自分がどんなことを大切にしてきたのかを明確にします。

  • これまでどんな選択をしてきたか?
  • どんな成功や失敗があり、そこから何を学んだか?
  • どんな価値観や興味を持っているか?

→ 例:「人と接することが好きで、学生時代は接客のアルバイトを続けた。

2. 現在の「転換点」を意識する

就職活動は物語の中で大きな転換点です。ここで「どんな主人公になりたいか?」を考えます。

  • 今、何を大切にしたいのか?
  • どんな仕事や環境が自分に合っているのか?
  • どのような成長を求めているのか?

→ 例:「人と関わる仕事をしたいが、ただ接客をするだけでなく、お客様に価値を提供できる仕事をしたい。

3. 「これからの物語」を描く

これまでの経験を踏まえ、これからどんなキャリアを築きたいのかを考えます。
具体的な未来像を持つことで、志望動機やキャリアプランが明確になります。

  • どんな仕事を通じて成長したいか?
  • 5年後、10年後にどうなっていたいか?
  • そのために今、どんな一歩を踏み出すべきか?

→ 例:「接客経験を活かして、営業職としてお客様に最適な提案ができる仕事をしたい。

物語の形で伝えると、面接官に印象が残りやすくなります。

〈例:自己PR〉
「私は、大学時代に3年間、カフェでアルバイトをしていました。最初はマニュアル通りの接客をするのが精一杯でしたが、お客様と会話をするうちに、それぞれの好みや来店の目的を考えるようになりました。常連のお客様が増え、『あなたがいるから来ているよ』と言われたときはとても嬉しかったです。この経験から、お客様のニーズを理解し、それに合った提案をすることが得意だと気づきました。この強みを活かし、営業職としてお客様に価値を提供できる仕事をしたいと考えています。」

→「経験」→「学び」→「強み」→「未来へのつながり」の流れが明確!

物語思考を使うと、就職活動が「単に仕事を探す」ものではなく、「自分の人生のストーリーを作る」プロセスになります。

  • 過去の経験を振り返り、強みや価値観を見つける
  • 現在の転換点を意識し、どんな未来を描きたいか考える
  • 未来のストーリーを明確にし、それに向けた行動を取る

この考え方を取り入れると、自己理解が深まり、面接でも説得力のある自己PRができるようになります。

さらにプラスして「頭の枷を外して自分のなりたい状態を考える」ということも実践できたらなお良いかもしれません。

物語の主人公はあなた自身ですから。
→過去からの積み重ねよりも未来になっていたい状態のほうが現在の行動に影響を与えるそうです。

例えば、「過去ずっと野球選手を目指してきたからといって野球選手を目指し続けるわけではない。ワールドカップに刺激を受けてやっぱりサッカー選手を目指そうと思ったらこれから未来に向けてはサッカーに取り組むこととなる。」ような。

頭の中にある制限を外して本当に自分がなりたい状態を考えたら未来に向けてそのように動き出す可能性があるのではないでしょうか。