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仕事が辛い、でも辞めるのも不安。過去に職員が転職を決めた理由。【アクセスジョブ静岡】
2025.04.08

こんにちは!就労移行支援事業所 アクセスジョブ静岡 です。
「仕事がつらいけれど、辞めていいのかわからない……」
「このまま続けるべきか、それとも新しい道を考えた方がいいのか……」
こんな悩みを抱えていませんか?
就労移行支援事業所には、お仕事を退職された方や現在働いていない方からの相談が多く寄せられますが、中には 「今の仕事を続けるべきか悩んでいる」 という方もいらっしゃいます。
A型・B型の福祉的就労をされている方、クローズでアルバイトをしている方、障がい者枠で働きながら転職を考えている方など、さまざまな立場の方が 「今の状況を変えたい」 という思いを抱えています。
仕事を辞めるか続けるか。それはとても大きな決断です。 簡単に答えが出せるものではないですよね。
アクセスジョブ静岡の職員の中にも、 転職を経験している人が何人もいます。 彼らがどんな理由で転職を決意したのか、ご紹介したいと思います。
転職を決めた理由:「ここから逃げ出したかったから」

職員Aは、10年ほど前にIT系の会社に新卒で入社し、5年目に退職しました。
その会社では、残業や休日出勤が当たり前でした。毎日帰宅は22時を過ぎ、休日出勤も頻繁に発生。振替休日も取れず、有給休暇もただ溜まっていくばかり……。
「大変なのは自分だけじゃない」
「どの仕事もきついのは当たり前」
「社会人なんだから甘えられない」
「会社の環境もいずれ良くなるかもしれない」
そう思い込んでいたため、「辞める」という選択肢は最初から頭になかった のです。
一番つらかった時期には、月に休みが4日しかなく10連勤以上の日が何度も続きました。
連勤だけでなく、出張先から帰る予定だった日に上司から突然「あと3日残って」と一言。
帰るつもりだったのに、急な延長を命じられたのです。さすがに同僚と一緒に抗議しましたが、それでもどうにもならない状況でした。
この頃には、仕事へのやる気は完全にゼロになっていました。
それでも 「転職する」という選択肢は持てず、ただ毎日出勤し、やる気もないままダラダラと仕事を続けていました。
今思えば、このとき病院を受診していたら何かしらの診断がついていたかもしれません。
そんな状態が続くなか、「もう逃げでも何でもいい。この状況を変えたい」という気持ちが、ようやく退職への一歩を踏み出させてくれました。
辞める決断をした後、変わったこと

退職を決めるまでの間、ずっとこんな不安を抱えていました。
✅「まだ頑張れるんじゃないか?」
✅「辞めるなんて甘えじゃないか?」
✅「ここで辞めたら、次の仕事も続かないんじゃないか?」
でも、 いざ辞めると決めた瞬間、気持ちが変わったのです。
今までは「明日が来るのが怖い」と思っていたのに、「次の仕事をどうしよう?」という前向きな不安に変わりました。
「目の前の不安が大きすぎて、将来のことを考える余裕もない」 という状態から、
「将来への不安はあるけれど、今の苦しみはなくなった」 という状態へ。
もし今、 仕事を辞めるか続けるか悩んでいる方がいたら、「今の不安」と「将来の不安」どちらが大きいか、一度考えてみてください。
ここまで読んで 「そんな環境なら辞めて正解だったね」 と思った方もいるかもしれません。
もしそう思ったなら、その言葉をご自身にも向けてあげてください。
あなたが今、「辞めるかどうか迷っている」 ということは、過去の私と似た心境にいる ということ。
たまたま私は病院を受診する前に辞める決断ができましたが、限界ギリギリの状態になっている方も少なくないはずです。
「もう自分では決められない」と思ったときは、病院を受診し、医師に相談するのも一つの方法です。
「仕事を辞める」という道を、自分だけで決められなくても大丈夫です。
誰かに背中を押してもらうのも、立派な選択のひとつなのです。
転職をし、その後

最初の仕事を辞めた後、とにかく 「すぐに働ける仕事」 を優先して転職しました。
でも、焦って選んだ仕事だったため、長続きせず 2年目を迎える前に退職。次の仕事も「とりあえず」で決めたため、やはり意欲を持てずに転職を繰り返すことに……。
最初の職場を辞めてから数年後、アクセスジョブ静岡にたどり着きました。
今は楽しく仕事ができていて、毎日が充実しています。
ですが、もし最初の退職時点で就労移行支援事業所のことを知っていたら?と思うことがあります。
もっと自分に合う職場を丁寧に選び、2社目で長く働けていたかもしれません。
もちろん、今こうしてアクセスジョブ静岡で楽しく働けているので、結果的には良かったと思っています。
でも、それも 「何度も転職を繰り返した末に、ようやく自分に合う仕事を見つけた」 からこそ。
就労移行支援事業所を活用すれば、最初から「自分に合う職場探し」ができる ので、こんなに遠回りしなくてもよかったのかもしれません。
転職活動は、一人でやるより支援を受けた方がいい理由
職員として働いている今、事前に職場見学や実習ができることの大切さ を実感しています。
私は転職活動をしていた当時、見学や実習という発想がなく、面接時の雰囲気だけで「合うかどうか」を判断していました。
でも実際に働いてみないと、本当に自分に合う職場かどうかはわかりません。
就職後も定着の支援がつくというのも、本当に心強いですよね。
自分で転職活動をしていたときは、定着のための努力はすべて自分でしないといけなかったので……。
「転職したいけど動けない」と感じるあなたへ
転職を考えるとき、こんな不安を抱えていませんか?
✅「転職活動をする気力も体力もない……」
✅「今の仕事を辞めるのは不安だけど、転職活動の負担も重すぎる……」
もし、「転職活動の負担」が理由で踏み出せないなら、就労移行支援事業所を活用することで負担を軽減できます。
「もう少し頑張れるかも……」 と先延ばしにするうちに、心が限界を迎えてしまうこともあります。
本当に大切なのは、「無理を続けること」ではなく、「自分に合った環境を見つけること」です。
「逃げること」は、決して悪いことじゃありません。逃げた先が 「今よりも自分に合う場所」 なら、それでいいのです。
仕事を辞めるか続けるか悩んでいる方は、「本当はどうしたいのか」、ご自身の素直な気持ちに耳を傾けてみてくださいね。
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