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清澄白河
【卒業生ブログ】アクセスジョブに通って
2025.04.07

こんにちは。清澄白河の利用者です。
この度、事務職でのオープン雇用が決定いたしました。
お手伝いくださった支援員方に感謝を込めて、通っていた時の私の話をしていこうと思います。
とても長い(約3000文字!?)ので、お時間がある時にゆっくりお読みください。
内容は以下になります。
・通うキッカケ
・オンラインプログラムで楽しかったこと
・集団プログラムで楽しかったこと
・就活で特に苦労したこと
・アクセスジョブを通って
・通うキッカケ
私、いわゆる出戻りした身でございます。一度、アクセスジョブの助けを借りてクローズドで就職したのはいいのですが、障害特性に合ってない環境で働いたせいで体調を崩し退職しました。当時は一般就職のため、定着支援は行えませんでしたが当時の支援員方が「いつでも相談に乗る」と声を掛けてくれて、就職後もたびたびお世話になっていました。
退職が決まれば、考えるのは次の仕事のことです。クローズド就労でこんな苦労をするなら、自分の個性をわかってくれている上で就職できるオープン就労で働こう、と決めました。当時障害者就労の知識がなく、一人で就活が難しいと思ったので以前もお世話になったアクセスジョブ清澄白河に手伝ってほしい、と扉を再び叩くことになりました。
・オンラインプログラムで楽しかったこと
「webライティング」です。
最初、webで文章は書かないしな…と敬遠していましたが参加してみると楽しい雰囲気で進行していました。チャットとのやりとりも頻繁で、それに反応が返ってくるのがライブ配信かな?と錯覚しますが返してくれるお言葉がいつも明るくて、前向きな気持ちになれました。
プログラムの内容はwebで文章を書く人向けというわけではなく、日々のメールや就活の自己PR文などに活かせるものがたくさん聞けました。(PREP法やサンドイッチ法、伝えたい事は早めに伝える、伝えるターゲットを絞るなど…)問題文を作って頂き、それをみんなで一緒に文章を考える時間も好きでした。私とは違う視点で文章を書いた人がいるというだけで学びになりました。
初めての挑戦として書いたブログを、緊張の中発表したときも参加者の方々が温かいコメントを書いてくれました。本当にうれしかったので、いただいたコメントはスクショしていつでも見返せるようにしてます。
特に印象に残っていたのは「著作権セミナー」です。きっかけはwebライティングで著作権について学んだことでした。その講義の感想としてみなさんが疑問を持ち、これはどうかあれはどうか、という意見が集まった結果、本物の弁護士を招いての「著作権セミナー」が実施されました。弁護士の方は我々が最低限理解できれば問題ない所をかいつまんで説明してくれ、とても楽しかったです。著作権は身近にあることを再認識したセミナーでした。
このようなセミナーが開催されたのは、その時の講義をみんなが真剣に取り組んでいたからこそだと思っております。私も意見を送った一人なのですが、困らせてしまったのではないか、と今でも考えています。でも、その意見でセミナー開催にまで行けたのなら少しでも送ったかいがあったのかな?と考えています。
・集団プログラムで楽しかったこと
主にSST(ソーシャルスキルトレーニング)を好んで参加をしていました。
参加した人と意見を交換し、それを意識して練習してみる。人ごとにコミュニケーションで重視しているものは違いますから、意見も違うことが多いです。違う意見も取り入れたり頭の片隅に置いたりしながら、自分がやりやすいコミュニケーションを探っていくプログラムです。
複数人で行う前提のプログラムですが、考えはあるのにしり込みしてしまってうまく言葉に出せない、周りが意見を出さないから自分も恥ずかしくて出せない、と考えてる人がいたと思ってます。私もそうです。でも、SSTはみんなが意見を出さないと成り立たないプログラムです。誰も言い出さないなら自分から、と考え一番に発言していました。ファーストペンギンとまではいきませんが、一人発言すると、一人また一人と発言してくれるので話が盛り上がってよかったです。
また、それが出来たのは事業所内のSSTルールとして他人を否定しない、というものがあったからです。どれだけ的外れな回答をしても、真向から否定せず「私はこう思う」と対案を出して議論を深めてくれる安心感がありました。
毎回違う話題で、時にはトラウマを思い出したりしましたが、きちんと乗り越えられ向き合うきっかけをくれたプログラムです。
・就活で特に苦労したこと
今回や今まで書いたブログの様な文章を書くことは好きなのですが、志望動機や自己PRのような端的に伝えたいことを伝える文章は苦手です。
どのような様子で取り組んできたのかをお伝えいたします。
まず、自己PRはwebライティングで学んだPREP法を活用しました。
①自分にはこんな強みがある (結論)
②強みを用いて何ができるか/何をしたか (理由)
③強みが活かせたエピソード (具体例)
④自分にはこんな強みがある (結論)
PREP法を教わった結果、伝えたいことをきちんとまとめられるようになりそれほど悩まずに文章を作れるようになりました。
志望動機は、文章を作る以前に会社の理念に共感が出来ない、という悩みがありました。掲げている理念思想が私のやりたいことと合わないことが多く、志望動機は難産を極めました。
そんなときは、遠慮なく支援員さんの力をお借りしました。二人でサイトや求人票をみながらこの話はつかえる、使えないを話しながらどんな文章を作るか考えていました。私は人と話しながらの方が頭が回るので、順調に作っていきます。
作っていくうちに気づいたのは必ずしも理念に共感しなくてもいい、というものです。ある企業は障がい者雇用の方へのインタビューから仕事背景を読みとり、「こういうことをインタビューで話していた。私の強みが活かせると思った」と書きました。またある企業では求める人物像と自分を当てはめて自分の強みを説明したり、ある企業では自分の退職理由から○○が大事だと気付いて…から始めたりと、いろいろなバリエーションのものを一緒に作りました。
一人では考えられなかったけれど、支援員さんが一緒に作ってくれたおかげで良いものが出来、最終的に採用に結びついたと思ってます。
・アクセスジョブに通って
自分だけでは、考えるのもおっくうだった自分の障害特性としっかり向き合わせてくれてとても嬉しかったです。前職ではこんな困りごとがあって、それはこんな特性と結びついている、と改めて言語化してもらって色々スッキリしました。
仕事をしていた時よりものびのびと自分を出すことができましたし、いろんなことをお手伝いさせていただきました。行動力とクオリティを信頼されて、様々なことを頼んでくれて嬉しかったです。久しぶりに、人に頼られてる気持ちを感じることができて自己肯定感があがりました。最近だと事業所内で使う名札のデザインをしました。かっこいいと言ってくれてよかったです。
一人で悩んでいるだけではできないことを、アクセスジョブは助けてくれました。
悩みも親身になって聞いてくれましたし、時には友人のように趣味の話をしたりできました。その話を聞いてほしい、という意思表示の方法も相手を気遣って行っていたので、一種の報告の訓練だな…と思いながらやってました。
内定が決まったのは、支援員さん方がお手伝いしてくれたおかげです。
ほんとうにありがとうございました。
今回こそ、長く働けるように頑張っていこうと思います。
長い文章を読んでいただきましてありがとうございました。
読んでくださった皆様にも、良い未来が訪れますように