コラム「障がい」と「仕事」
【障がい特性】 種類と症状について
2023.08.01
こんにちは。
朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びる。
太陽の陽射しは生活リズムを整えるのに身体にとてもよいですね。
今日は障がいの特性について考えます。
障がいには様々な種類やその特徴、症状があります。
それを知ることによって自分をよく理解することにもつながります。今回は大きく障がい別に概要をご紹介します。
障がいには大きくわけて「精神障がい(発達障がい)」「知的障がい」「身体障がい」と「高次脳機能障害」「難病」があります。
ではそれぞれをみていきましょう。
精神障がいに関して
個人の思考、感情、行動、認識などの精神的な機能に障害を伴っており、日常生活に困難さが出てくる状態のことをいいます。
外部からのストレスにより、精神的あるいは身体的な症状があらわれます。
代表的なものとして、統合失調症、うつ病、パニック障がい、適応障がい、またアルコール依存などと様々な症状がでてきます。
診療内科での薬物療法やカウンセリングなどの心理治療や当事者の会などの自助グループ、または外部環境を変えることにより症状が改善することが期待できます。
まずは周りの方に相談し、適切な治療とサポートを受けることで、症状の軽減が可能となり、安定した生活を送ることができます。
発達障がいに関して
脳の機能的な問題が関係して生じるものであり、日常生活、社会生活、学業、職業上における困難が発達期にみられる状態のことをいいます。
発達障がいの場合、本人の怠慢や家族のしつけなどが原因ではなく、基本的に脳の機能の障害から起こります。
代表的なものとして、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害があげられます。
同じ診断名でも、知的障害の有無、個性や発達の状況などの様々な要因によって多様な症状があらわれます。
薬物療法と生活療法があり、薬物療法では多動性や衝動性を緩和することが期待できます。
生活療法では障害について理解を深めることを目的とした心理教育や、コミュニケーションの向上を目的としたトレーニングもおこなわれています。
発達障がいは個人が生涯にわたってかかえる問題となりますが、早期の支援(療育・放課後ディサービス)や適切なサポートを受けることで、その問題に対し、工夫・緩和することが可能です。
家族、教育機関、専門家、社会全体が連携して、発達障がいのある方が健康的で充実した生活を送れるようにサポートすることが大切です。
知的障がいに関して
主に産まれつきや成長発達期に発症し、社会的や実用的な面で普段の生活が困難な状態のことをいいます。
知的機能と適応機能両面の欠陥を含む障がいのことです。
一般的には金銭管理・読み書き・計算など、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的行動に支障があります。
軽度の知的障がいでは発達の遅れが普段の生活では目立たないため、本人も気がつかず、大人になってから診断を受けてわかることもあります。
知的障がいを持つ人々は、個別の要望に応じた適切なサポートや教育プログラムを受けることで、自己実現と社会への参加を促進することができます。
身体障がいに関して
視覚障がい、聴覚障がい、肢体に関する障がいなど、身体機能に障がいがある状態のことをいいます。
原因としては、先天的(産まれつき)あるいは後天的(生活の中で)なものがあります。
一時的なものか永続的なものかによっても違いがあります。
脳内の障害により正常に手足が動かない脳性麻痺や、事故が原因で肢体に不自由がある場合も含まれます。
広義には呼吸器機能障害、内部障害などもの身体障がいです。
適切なサポートを通じて、多くの人が積極的な生活を送り、社会的活動に参加できることが望まれています。
高次脳機能障がい/難病に関して
高次脳機能障がいとは、主に脳の損傷によって起こされる様々な神経心理学的障がいであります。
記憶障がい、注意障がい、社会的行動障がいなどがあります。
難病とは、国が治療や研究を進めている希少な難治性の病気になります。
難病が発症したとき、経済的なものも含め、生活や仕事の不安を感じられる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、医療費助成制度の活用、通院・治療や自己管理を行うことによって、通常と変わらず生活を送ることができている方も多くなっています。
また様々な障がいがある中で、二次的に発生することもあります。
例えば、発達障がいを持つ人が学校や職場での適応に困難を抱えるために自尊心が低下し、それが原因で精神的な問題(例えばうつ病など)につながる場合が考えられます。
【障がい特性】種類と症状について まとめ
いかがでしたでしょうか?
障がいへの理解と対応は、その人だけでなく社会全体にとって大切なことです。
偏見や差別を避け、適切なサポートと理解を社会全体で共有することが、障がいの回復と安定的な暮らしに役立つものと考えます。
政府や市区町村などの自治体、福祉サービスを提供している団体など、多くが連携してバリアフリーな環境を提供し、障がいのある方が誰でも輝ける社会をつくることが大切だと思います。
その為には、困ったことがあれば一人で抱え込まず、まずは周りの人や行政に相談してみることが何より大切なことです。
そのきっかけが暮らしやすい環境をつくり、あなたの未来へとつながると思います。
.
就労移行支援事業所「アクセスジョブ」ではいつでも見学や無料体験を受け付けています。
ぜひお気軽にご連絡・ご相談ください。
お待ちしております。
👉【よくあるご質問】へのリンク