【アクセスジョブ静岡】利用者ブログ〈ポスト・パンクを彩ったアーティスト〉➃「Y」村の音楽

みなさんこんにちは、アクセスジョブ静岡利用者のHです。

今回はかつて奴隷貿易の窓口となっていたブリストルという港町から誕生したバンドを紹介します。

パンクが首都ロンドンを謳歌していたころ、西に200km離れた港町ブリストルにはパンク以前の音楽（あるいは知る人ぞ知る）、ファンクやレゲエ、ジャズがレコード屋に並んでいました。それらを片っ端から聞きまくった稀有な白人たちが結成したバンドこそがザ・ポップ・グループです。

彼らはパンクの激しさを取り入れつつもレゲエ等のイケてるベースライン、フリージャズなど黒人音楽の要素をふんだんに使いながら、アヴァンギャルド・アーティストをも目指す志向性を持っていました。 そんな彼らはレーベルYを設立します。そこに共に参加したのがザ・スリッツです。

スリッツは元々セックス・ピストルズやクラッシュらパンクと親交を持っていましたが、1stアルバムを制作するにあたり離脱。ボーカルであるアリ・アップのお気に入りであったレゲエの要素を取り込んだ音楽を創作しました。

Yを通して１つの部族となった両者ですが長くは続かず様々なグループ、あるいはソロに転向します。ピッグバッグ、マキシマム・ジョイ、ニュー・エイジ・ステッパーズ等々…。しかし共通しているのは黒人音楽からの影響です。

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