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障がい者の防災~地震で困ることって?~【アクセスジョブ名古屋駅前】
2024.03.11
こんにちは。アクセスジョブ名古屋駅前です🌼
本日は3月11日。2011年、東日本大震災が発生した日です。
筆者もその当時関東地方に住んでおり、震度6の揺れを経験しました。
幸いにも私の身近で命に関わる被害を受けた人はいませんでしたが、家の中では家具が倒れてガラスが割れ、友人は避難生活を送り、余震がひっきりなしに続き、不安な日々を過ごしました。
東海地方でも、南海トラフ地震など大きな地震が発生すると言われています。
地震が発生した際は誰もが被害を受ける可能性がありますが、障がいのある人特有の問題も起こりえます。
今回のブログでは、地震が起こった時に障がい者を取り巻く課題と、地震が発生する前にできる備えについて触れたいと思います。
地震で発生しうる困りごと(一例)
【肢体不自由】
状態の悪い道や段差などで移動が困難となる可能性があります。
避難所トイレのバリアフリーが不十分で、使用が難しいこともあるかもしれません。
【視覚障がい】
視覚からの情報に制限があるため、周囲の状況がわかりづらいです。
安全に移動することが難しく、避難所内でも移動に困難さが生じる可能性があります。
【聴覚障がい】
聴覚からの情報に制限があるため、人の話や音声ニュースからの情報が分かりづらいです。
【知的障がい】
知っている人とはぐれてしまった時、周りの人に自分のことを説明するのが難しいかもしれません。
情緒が不安定になったり、パニックになったりする可能性があります。
【発達障がい】
避難所生活では常に人の声や物音がしてしんどい、ルーティーンが崩れてつらい、といった問題が発生すると考えられます。
また、ストレスが高い状態が続き不眠となるおそれがあります。
【精神障がい】
病院に行けず、服薬が中断してしまうことで症状が再燃する可能性があります。
避難所では常に近くに人がいるため、気が休まらず疲れやすさを感じるかもしれません。
地震発生前にできる備え
これまで見てきたほかにも、地震が起こった際に障がいによって生じる課題が数多く存在します。
それでは、地震が発生する前にできる対策は何かあるのでしょうか?
ここでは、どの障がいでも共通して行えるものを3つピックアップします。
1. 家族や支援者と待ち合わせる場所を決めておく
地震発生時に家の近くにいない、周りに見知った人がいない、といった可能性があります。
災害時は連絡が取れなくなる可能性がありますので、事前に待ち合わせる場所を決めておきましょう。
2. 避難場所や避難経路を確認
自宅近くの避難先はもちろん、会社や福祉事業所など日中過ごしている場所の近くの避難先も確認しておきましょう。
自分が過ごせそうかどうか、避難先の設備も確認する必要があります。
また、地震によって道が通れなくなる可能性がありますので、避難経路は複数考えておきましょう。
3. 非常用持ち出し袋を準備しておく
食料や水のほかにも、いつも使っている薬やお薬手帳のコピーを準備しておきましょう。
袋の中にヘルプカードを入れておくことで、避難所でも自分の障がいについて伝えやすくなります。
参考:
日本財団ジャーナル
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2022/71241
NHK みんなで助かるために 発達障害がある人と災害
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/19005.html
熊本県 障がい者の特性に応じた平時・災害時の対応指針
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/19071.pdf
久喜市 障がい者のための防災の手引き
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