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熊谷
~利用者様ブログ『自分を見つめ直すきっかけ~変化した考え方~』
2024.11.01
皆さまこんにちは、アクセスジョブ熊谷のブログにお越しいただきありがとうございます。
アクセスジョブ熊谷のBlogの中の人、月影(つきかげ)です。
今回はアクセスジョブ熊谷で実施されているプログラムの数々を受ける中で、月影の大きなところから小さなところまでのいわゆる「考え方」の変化についてお話しさせていただきたいと思います。
単純に「考え方」と言っても、「考え方のクセ」があったり、「固定概念」として自分には変えられない考え方があったりするものです。
アクセスジョブ熊谷は「就労移行支援事業所」です。就労移行支援サービスとは、障害のある人が一般企業へ就労するためのトレーニング等を提供するサービスになります。
そのサービスの中身は多岐にわたりますが、利用者は主にビジネスマナーを初めとした仕事をする上での基礎知識をつけたり、日常生活の中で不自由なく相手とのコミュニケーションが取れるようないろいろな角度からのコミュニケーション術を学んだり、メンタルケアを中心に精神的な物事の考え方やケアの仕方を学んだり、働くうえで必要な基礎体力をつけるトレーニングをするなど、就労に向けて必要になると考えられる知識や能力を得ることができます。
(もちろん、自分が就職したい職種を見極めて実際に応募し面接する、実際に就職後に仕事に定着して定期に勤めるためのバックアップなども実施してもらえます。)
月影と言う人物ですが・・・以前は結構「堅物」とか「生真面目すぎる」と第三者から評価されることが多く、実際に自分自身でも考えが堅すぎるし絶対的にルール遵守を推し進める性格をしているとは感じていました。
また、「うつ」になってからは特に「せっかち」で物事をどういった形であれ「素早く片付ける」とか、行動自体もとにかく端的に「素早く行わなければならない」と言うような思考にとらわれていたことがあったり、物事は「0か100でしかない」「そのどちらかでなければならない」と言う考え方にとらわれていました。
うつになりやすいと言われる方や、実際にうつ状態にあるときは「~しなければならない」とか「0か100か(正か負(悪)か、徹底的にやるか一切やらないか)」と言う両極端な考え方など、柔軟性に欠くような状態に陥りやすくなっている方が多いと言われています。
月影自身もうつ病になる前からそんな考え方の持ち主でもあり、うつになって色々が出来なくなっていくと、今説明した「両極端な考え方が出来ない」ので、「それが出来ない自分はダメなんだ」と決めつけることが多くなりました。
さて、そんな月影ですが、考えを少しずつ「考え方とか捉え方を崩す・柔軟性を出す」ことができるようになりました。きっかけはもちろん「アクセスジョブ熊谷」へ通所し始めたことです。
始めにも書きましたが、アクセスジョブ熊谷では色々なプログラムで色々なことを「改めて」学ぶことができます。
「そんなことわかってるよ」と言う自分ではすでに理解したと思っていることや、うつ状態で陥る「~しなければならない」とか「0か100か」的な考え方についても、改善する方法や別の視点から理解を進めることでの新たな発見などを学び、難しく考えすぎてしまう癖などを解く手助けを得ることもできると思います。
これまで受講したプログラムで「自分の考え」が変わったと思えるものとしては、例えば以下のようなプログラムがありました。
『自己理解/自分の事を知ろう』
仕事に就くに当たって…と言う前提でのプログラムではありましたが、この中で「自己理解の5つの視点」と言う項目で「自分を見つめ直せた」と言うことがあります。
5つの視点とは「自己傾向」「強み・弱み」「興味関心」「障害・疾患」「働く条件」です。
この5つの視点の中で、自分を見つめ直すきっかけとなったものがあります。
・自己傾向
性格や考え方の傾向、自分の特性を知ること。
上にも書いた「~しなければならない」であるとか「0か100か」的な思考に自分が今現在陥っているかどうかも確認できますし、自分が普段考える傾向が柔軟性のある物なのか、きっちりと決めるような考え方をするかなどを改めて知ることができました。
・興味関心
「趣味」を聞かれて、「特別やっていることないし…」と「趣味がない」と考えがちです。でも、改めて自分の「興味関心」として、「ほんの少しだけ」でも魅かれるものがあればそれを「趣味」に昇華することもできることに気付けました。
月影の例ですが、以前のBlog記事で自己紹介をしたときに「推し活(乃木坂46)」を挙げました。
もともとは単純に冠番組を見て楽しんでいただけでした。が、その中に興味を引くメンバーがいてそのメンバーの事を調べるうちに「推し」になり、最終的に推し活(そのメンバーや乃木坂46を応援する)が趣味と言っても問題ないことなのだと思えるようになりました。
改めて考えて「自分の趣味って何だろう?」と感じている場合はこういったプログラムの中で「きっかけ」を考える時間を作ると、新たな発見があると思います。
『自分トリセツ』
「自分の取扱説明書」です。他の人と付き合っていくにあたり、自分がどう扱われると不快に感じたりするか/不快に感じないかなどを探ったり、自分の事を見つめ直すきっかけになったり、今の病気になってしまったことで不調になるサインだったり、不調な時は自分がどう変わってしまうかと言ったことを見つめ直すプログラムです。
自分の得意(好き)なことや苦手(嫌い)なこと、「自分と自分」や「自分と相手」との接し方。
これから取り組みたい仕事や趣味、おすすめの自分の嗜好など。
自分が、もしくは周りの人に気を付けてもらいたい接し方や調子が悪い時の自分の前兆や状態など。
自分を自分で、もしくは相手に、理解してもらうために見直すとこの先の自分との付き合い方や周りの方との付き合い方や自分にある考え方のクセがわかってくるのかと思います。
例として二つのプログラムを挙げさせていただきましたが、そのほかにも「自分のタイプを知ろう」という、「協力する人」「研究する人」「発想する人」「作業する人」など自分を分類分けをするものや、ひたすらに自分の「いいところ」を探して、より自分を好きになる(良いところを意識してポジティブシンキング(これが出来るから自分はやっていけるんだ、と言う感じ)につなげていく)というものなど、いくつものプログラムが計画・実施されています。
こうした多くのプログラムに参加することで、徐々に自分を理解していき「このままではまずい」とか「この部分には柔軟性がないと後々生活しづらい」と言う部分に気付くようになれると思います。
月影はこの「気付き」を自認できたときに、それまで(それこそ長い間、生活してきた中で)凝り固まっていた一辺倒の考え方が、徐々にですが「多様」に「柔軟的」に考えられるようになってきました。
「そんなに簡単に考え方を変えられれば苦労はしない」
と感じる方もいるとは思いますが、時間をかけて少しずつ意識して行けば本当に少しずつですが根底が変わり、考え方が変わる「きっかけ」がつかめるようになります。
そうしたときに更に意識して考え方を変えていけると、それまでのものとは少し違う考え方に出会えるかも知れません。
プログラムの中にはこうした「自分を見つめる」時間を作れるものも存在して、「これまでダメダメな自分」でしかなかったものを変化させたきっかけになったと思います。
それまではとにかく「完璧主義」なところがありました。それゆえの「0か100か」思考でもあったと言えると思います。
ですが、自分を見つめ直してみると、まず自分の能力的に完璧に何もかもこなせるほどの能力を持っていないことに気付いたり、そもそも依頼元が100%の「完璧」を求めていない場合があるということに気付くようになりました。
この時に「自分の能力をフル活用してもせいぜい75%程度しか求められなていない」という上限に気付いたり、「なにもすべてを完璧にこなす必要性がない、そもそもそこまで求められていない」と気付くことで、「100%や一位になることが目的ではないし、『失敗』さえしなければそれで目的が達成できるんだ」と言うことを認識することができるようになりました。
この「0か100か」的な考え方は結局「完璧でなければならない」と言う思考にもつながり、「~でなければならない」と自分をがんじがらめにしているという事にも気付けました。
完璧でなくてもいい、中途半端でも「指示されたことが達成できていれば、多少おろそか(と言うと誤解を生みそうですが…)であってもいい」と言う部分にたどり着くことができたと思います。
始めに月影は自己評価として「堅物」とか「生真面目」と第三者から評価されがちな「せっかち」に生きる人間だと書きました。
いま改めて考えれば、これまではあまり協調性はなくて、でも一匹狼にもなれない中途半端な立ち位置に居て、自分発信も苦手、流されがちな感じであるのかとも思います。
では、ここまで書いてきたようにいくつものプログラムに参加して、考え方とか捉え方とかを見つめ直した(考え直すきっかけを見つけた)月影はどうなったのかと言いますと・・・。
アクセスジョブ熊谷のスタッフさんに今の月影の事を聞いてみました。
・高級なもの、流行のものよりも、あえて庶民的、B級な雰囲気を好んでいるところがある、「悟り」がありそう。
・グループワークでの発言が苦手と話していましたが、そこからどんどん発信力を伸ばし、人前でも発表が出来るようになりました。
自分を分析して、課題に対して何をしていくか考える力があると思います。
・最初にお会いした頃と現在を比較すると、とても柔和になられたという印象があります。よく周りが見えているように感じ、場面場面で自身の立ち振る舞いが適切に行えていると思います(前に出たり、後ろに引いたり)。…逆に、周りを見すぎて疲れないと良いなとも感じます。
・雑学の知識が豊富な方、会話の引き出しが豊富、周囲をよく見て、気遣いが出来ている。
・自分と言うものが事業所内でブランディングされている。
どんな時でも、他の方の話を親身に傾聴し寄り添っている。自分の時間も大切にしていて、趣味もあり、それについて無理のない範囲で周りへ浸透されている。
・・・と言うような、有難い意見をいただくことが出来ました。
協調的になった、自分の意思を持った、けど押し付けすぎず引き事もでき、考え方一辺倒で突き進む感じでもなくなったのかな、と言う感想を持ちました。
それぞれ「個性」があるように、考え方も十人十色でその中には凝り固まっている「クセ」もあると思います。
月影はそのクセのおかげでうつを導きうつに陥りうつに苦しんだ、と言っても過言ではないのかも知れません。
多少、遠回りをしていますが、このBlogに書いたようなことに気付けたことは生い先短い(?)人生の中で色々な部分に影響すると思いますし、なにより「生きやすく」なったように思います。
一言で「自分を見つめ直す」と言っても、なかなか改まって見つめ直すことが出来ない場合もあります。
もしくは「見つめ直さなくても、自分はこれで十分満足」と言う場合だってあると思います。
もし、少し「息苦しい」「生活しづらい」「考え方が偏っているかも」などと感じ、それが自分の障害になっていると感じたら、その時は自分の考え方や自分の扱い方を見直してみるのもいいのかも知れません。
そして、プログラムに参加する機会があれば、満足している自分をさらに満足させる「きっかけ」が見つかるかも知れませんよ・・・。
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