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上前津

【利用者ブログ】きかんしゃトーマス模型シリーズ制作の流れ

2024.11.06

こんにちは、名古屋市中区にある就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津です。(在宅支援も充実!)

アクセスジョブ上前津では、毎週水曜日の午後、グループワークの一環としてWebライティング講座を開催しております。

グループワークと言っても、皆さんで協力して取り組むということではなく、各々、ご自身の記事を執筆していただく時間となっております。
在宅での参加も可能ですので、興味のある方は、ぜひご連絡いただければと思います。

さて、今回も利用者さんに書いていただいた記事を紹介させていただきます。

きかんしゃトーマス模型シリーズ制作の流れ

・第1期
全ての始まり。日本ではフジテレビで放送。後に前半(パーシーが来る前)が「トーマスのはじめて物語」で作り直された。ウィルバートオードリー牧師の原作が全体に入った唯一のシリーズ。実は、「あなにおちたトーマス」のパイロット版が存在しており、試作映像が混じっている。

・第2期
機関車達の表情が増やされ、貨車の種類も増やされた。いたずら貨車達の顔が灰色になる。(場面によっては時々、第1期の貨車が出ている)ここから少しずつオードリー牧師の息子 クリストファーが引き継いだ原作も映像化されるようになる。(当時はまだ、ゾウとマフラー、女王陛下、スカーロイ鉄道、雄牛のチャンピオン、登山鉄道、ちんまり鉄道が予算の都合で出来なかったのでその埋め合わせとして)そしてこのシリーズで英語版を担当するリンゴスターさんはナレーター終了となった。(バンド活動に専念するため) また、クリアウォーターフィーチャーズ時代最後のシリーズでもある。

・第3期
機関車達の模型を一度全部、作り直す。ここからテレビオリジナルストーリーも作られる。今期は自然に関わるエピソードがいくつか存在する。今期の放送終了後、展覧会が行われた。英語版では前述の理由でナレーターが変更され、マイケルアンジェリスさんに交代した。ブリットオールクロフト時代開始でもある。なお、クリスマス回の製作は今期でしばらくお休みとなった。メインランド(ソドー島の反対側)が初登場したシーズンでもある。(但し、はっきり映るのは映画 走れ!世界の仲間たち になってから) 第8期と第10期で登場したトーマスの疲れ顔と怒り顔はこのシーズンで使われる予定だった。

・第4期
今まで、予算の都合で映像化できなかった原作がようやく映像化された。オードリー牧師が今期の放送終了後に死去してしまったので、原作はここで一区切りとなった。前期まで頻繁に制作されていたクリスマス回は後の第6期以降まで見送られた。

・第5期
前述の理由で、放送権が変更され、ここから全部テレビオリジナルシリーズとなった。長らくあったトーマス達の薄い色はこれで最後となる。あの有名な岩「ボルダー」が現れ、再生回数が延長した歌「じこはおこるさ」が入っているシリーズでもある。2022年に第5期の発掘映像が公開された。また、今期からスカーロイ鉄道の機関車達はセットに大型模型が追加されたがサーハンデルは唯一、大型模型が出来なかったのでこれ以降、後の第10期まで見送られた。また、ブリットオールクロフト時代はこれで最後となる。今期から海辺、精錬所、ブレンダムの港、お城、ダム、小さな村、製粉工場、川沿いの線路と場所が増えた。中央駅のナップフォード駅が未登場だが、代わりに「ゴードンの窓」があるカークローナン駅が登場した。

・映画 魔法の線路
シリーズ初めての映画。トーマス達の模型はもう一度作り直された。(尚、トーマスとパーシーは金属製の模型が作られた。) 日本では評判が良かったが、海外では不評だった。(実際の人間と模型を合成させたのが理由) この出来事はブリットオールクロフトさんが制作から引退する原因にもなった。また、2020年に舞台裏映像が発掘された。今作の主題歌として「やくにたつきかんしゃ」が流れた。

・第6期
短編ではここから色が濃くなる。(模型が魔法の線路から流用されているので) ジャックとソドー建設会社初登場。第3期を最後に長らく途絶えていたクリスマス回がようやく再開。今期から雨、雪、炎は全てCG処理になる。

・第7期
クラシックシリーズ最終章。マイクオドネルとジュニアキャンベルの作曲も最後となる。(エンディングの機関車紹介も最後) 第1期~第6期までのエピソードと歌の使い回し映像がかなり多い。ダックやオリバーの出演はこのシリーズで一旦終了した。また、「ファーガスときそく」で登場した精錬所の未公開シーン(格納庫)は一部、第8期「ハロウィン」で使われた。

・番外編 ジャックとソドー建設会社
第6期では出番が少なかった建設車両達の日常。このシリーズのトーマスとパーシーは普段と異なる特大サイズの模型が使われている。海外だけで日本未公開だが、フジテレビで「やりすぎたジャック」と「こまったときのともだち」を放送したときに「ジャックとソドーとうけんせつがいしゃ」というクレジット表記があった。←恐らくそれが伏線だったと思われる。このシリーズは第7期と同時期に作られた。(ただし、BGМは第8期以降)

・第8期
制作会社がヒットエンターテイメント社に変更。新キャラクターが出ない最初のシリーズ。ディーゼル、メイビス、エミリーは引き続き流用されたが、ダックやオリバーは一時退場(後の第12期まで) 日本語版はフジテレビ最後の放送(ゴードン せんせいになる は除く) DVDで先行公開された。また、英語版では「学習セグメント」というミニコーナーが用意された。エンディングは前期まであった機関車紹介が無くなり、タイトル紹介になる。歌は きかんしゃトーマスのテーマ2 以外はほとんど日本未公開。青二プロダクションの吹き替えもラスト。

・映画 みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう
日本語版ではここから声優さんが一新される。前作の失敗をふまえて、模型だけで行うようになった。フジテレビシリーズとテレビ東京シリーズの架け橋ストーリー。(テレビ東京シリーズのエピソード0)英語版のみ「the dream song」という歌がある。

・第9期
ここからテレビ東京シリーズに移行。模型は映画第2弾から流用されたものが多い。新シリーズ(模型期)で初めて新キャラクターが入れられる。短編では日本語版のみ声優さんが変更され、81プロデュースに移行。

・第10期
季節の関係で第9期と混ぜて放送した。模型は再び作り直しが行われた。(エドワード、ヘンリー、ゴードン、ジェームスも金属製の模型が製作された。)2022年の終盤に第5期同様、発掘映像が公開された。長らく出番が無かったサーハンデルが復活した。(ようやくサーハンデルも大型模型が出来た) このシーズンからからスペンサーは銀色になる。「ジェームスは2ばんめ」と「トーマスとスカーロイのえんそく」は未放送でDVD限定となった。そしてパーシーは第2の金属製模型が作られた。

・第11期
画質が少し黄色くなる。(カメラのフィルム変更) 模型シリーズが終盤に差し掛かるころ。英語版のみ「高山鉄道の歌」が存在する。短編で模型だけを使った最後のシーズン。

・映画 トーマスをすくえ!ミステリーマウンテン
模型シリーズ最後の映画。トーマスはもう一つの金属模型が製作された。日本では「オールスターパレード」が出来るまで映画できかんしゃトーマスのテーマ2が流れる最後の映画となった。(イギリス版はこれが最後) 高山鉄道の機関車達、ジャックとソドー建設会社が映画出演を果たした。

・第12期
模型とCGの合成で模型シリーズ最終章。元の明るい画質に戻る。日本では子供の混乱を避ける為、未発表だが、一部のエピソードはトーマスランドと限定DVD(とポケット絵本)で公開された。キャラクター大図鑑では一部の話が英語版タイトルのまま紹介されているものもあった。第7期を最後に出番が途絶えていたダックとオリバーが再び本編出演に返り咲いた。(しかしダックは第10期の歌 じぶんをしんじよう で再登場していたので恐らくそれが伏線だったと思われる)なお、このシリーズは映画 トーマスをすくえ!ミステリーマウンテン の続編となっている。CG合成が行われたが、場面によっては模型に戻っているところもある。(蒸気で姿を眩ますシーン、遠くから映しているシーン、バーティーの運転手、赤いクレーン車 ロッキーが自分のアームで隠れているシーン)

余談
・パイロット版のトーマスとゴードンは出来が悪すぎて没になり、スクラップ機関車に改造された。(パイロット版のゴードンは第8期 ハロウィン で動くスクラップ機関車として使われた) 隙間から蒸気が漏れる、目の動きが何度も引っかかるという問題が起きたのが理由。第1期の前に なさけないヘンリー(1953年) が映像化されたが、原作者がその出来に満足せず未遂に終わったこともある。魔法の線路で登場したジェームスの寝顔は得意げな顔(旧バージョン)から、第2の得意げな顔は眠そうな顔から作り替えたらしい。ヘンリーの寝顔は眠そうな顔から型取りして加工したもの。

今回はきかんしゃトーマスの模型の流れについてまとめていただきました。
細部についてもしっかりと把握しており、素晴らしいです。

今後も利用者さんに書いてもらった記事を紹介していきたいと思っております。

就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津では、いろいろなスキルを伸ばすプログラムを実施しております。
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