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仙台
DESC法で、もっとスムーズに!~障害のある方のためのコミュニケーションガイド~
2025.01.08
皆様、こんにちは!
アクセスジョブ仙台です✨
今日は、障害のある方が自分の状態を分かりやすく説明し、相手に合った提案をするための「DESC法」について、一緒に考えていきたいと思います。
DESC法って一体何?
「DESC法」は、障害のある方が自分の状況を相手に伝え、より良いコミュニケーションやサポートを得るための、とっても便利な方法です。 「D」「E」「S」「C」のそれぞれの頭文字から成り立っていて、それぞれの文字が何を意味するのか、順番に見ていきましょう!
D: Describe(説明する)
まずは、自分の障害について具体的に説明することから始めましょう。例えば、「私はASDで、あいまいな表現が苦手です」とか、「私は聴覚障害があるため、大きな声で話さないと聞こえないことがあります」といった具合です。 ここで大切なのは、専門用語を使わず、誰でも理解できる簡単な言葉で説明すること。 「ASD」とか「聴覚障害」という言葉は、相手によっては意味が分からなかったり、少し距離を感じさせてしまうかもしれません。 「自閉症スペクトラム症といいまして…」とか「耳が少し遠い…」といった表現の方が、親しみやすいかもしれませんね。
E: Explain(説明を加える)
「D」で自分の障害を説明したら、次にその障害が日常生活にどのような影響を与えているのかを説明しましょう。例えば、「あいまいな指示だと理解がしにくいので、具体的な指示をいただけると助かります」とか、「大きな声で話さないと聞こえないので、静かな場所では会話が難しいです」といった具合です。 ここで大切なのは、具体的な例を挙げること。 抽象的な説明だと、相手はあなたの状況を理解しにくいかもしれません。 具体的な例を挙げることで、相手はあなたの状況をより深く理解し、共感してくれるでしょう。
S: Suggest(提案する)
「D」と「E」で自分の状況を説明したら、今度は相手に何をしてほしいのかを提案しましょう。 これは、単に「手伝ってほしい」と頼むだけでなく、具体的な提案をすることが大切です。 例えば、「書類を読むときは、大きな文字で印刷していただけると助かります」とか、「会話をする時は、少し大きな声で話していただいたり、顔を見て話していただけると助かります」といった具合です。 ここで大切なのは、相手にとって負担にならないような、現実的な提案をすること。 無理なお願いは、相手にストレスを与えてしまう可能性があります。
C : Choose (選択する)
最後に、提案に対する相手の反応次第で、次の行動を選択します。もし提案が受け入れられなかった場合は別の代替案を提示します。相手の反応によって柔軟に対応できるよう、複数の選択肢を用意しておおくとよいですね。例えば、「この問題に対処するために、私は次のステップを提案します」と具体的な選択肢を示します。 説明は簡潔に、提案は具体的で分かりやすく。 複雑な説明や曖昧な提案は、相手を混乱させてしまう可能性があります。 できるだけ簡単な言葉で、分かりやすく説明し、具体的な提案をすることで、相手はあなたの状況を理解し、より適切なサポートをしてくれることでしょう。
DESC法を使う上でのコツ
– 相手の目線に立つ : 自分の状況を説明するだけでなく、相手がどのように理解してくれるかを考えましょう。
– 感情をコントロールする : 焦ったり、イライラしたりせず、落ち着いて説明しましょう。
– 何度も練習する : 最初はうまく説明できないかもしれませんが、何度も練習すれば自然とできるようになります。
– フィードバックを求める : 説明した後、相手からフィードバックを求めることで、より良いコミュニケーションを築くことができます。
DESC法を実践してみよう!
例えば、職場の上司に自分の障害について説明する場合を考えてみましょう。
D : 「私はADHDで、集中力が続かないことがあります」
E : 「そのため、複数のタスクを同時に行うのが苦手で、ミスをしてしまうこともあります。また、締め切りに間に合わないこともあります」
S : 「そのため、タスクは一つずつ指示していただけると助かります。また、定期的に進捗状況を確認していただけると安心です」
C : シンプルで分かりやすい説明と具体的な提案ですね!それでやってみましょう!
このように、DESC法を使えば、自分の状況を相手に分かりやすく伝え、適切なサポートを得ることができます。 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、練習すれば必ずマスターできます! ぜひ、日常生活で活用してみてくださいね。
最後に…
障害のある方にとって、自分の状況を相手に伝えることは、時に大きなストレスになることもあります。 しかし、DESC法を使えば、そのストレスを軽減し、より良いコミュニケーションを築くことができるでしょう。 このブログ記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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