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就労移行支援はなぜ2年までしか利用できないのか?

2025.01.16

こんにちは!

アクセスジョブ仙台です🍉✨

皆さん、今日は「就労移行支援はなぜ2年までしか利用できないのか?」というテーマについてお話ししたいと思います。就労移行支援事業所で働いていると、利用者様から「どうして2年で終わりなの?」という質問をよくいただきます。今日はその理由と、どうしてこの期間設定が大切なのかについて、分かりやすくお伝えしたいと思います。

1. 就労移行支援って何?

まず、就労移行支援とは、障害のある方が一般企業で働けるようにサポートするためのサービスです。利用者様が自分のペースで、社会に出る準備を進められるように、就職活動のサポートや職場で必要なスキルを身につけるための支援を行っています。この支援は、障害のある方が「自立した生活」を送るための大切なステップとなります。

2. 2年の期間制限はなぜあるのか?

では、どうして就労移行支援は2年までという期間制限が設けられているのでしょうか?実は、これは単に「期間が決まっているから」というわけではなく、いくつかの理由があります。

就労移行支援の本来の目的は、利用者様ができるだけ早く、そして自立して一般企業で働けるようになることです。障害のある方が企業で働くためには、さまざまなスキルや経験を積む必要があります。しかし、支援期間が長すぎると、逆に「依存」が強くなりすぎてしまい、就労に向けた意欲が薄れてしまう可能性があります。2年という期間は、あくまで「自立に向けたステップ」として、必要なスキルを身につけて自信を持ち、実際の職場で働くための準備を整えるために十分な期間だと考えられているのです。

就労移行支援事業所は、利用者様一人ひとりに対して手厚い支援を行っていますが、これを長期間続けることによって、利用者様自身が「いつでも支援を受けられるから」と思い込んでしまうことも考えられます。支援の目標は、利用者さんが社会に出ていくための準備を整えること。2年という制限を設けることで、支援が効果的に行われ、次のステップへ進むための意欲を高めることができます。

また、就労移行支援事業所の制度自体にも制限があります。就労移行支援は、障害福祉サービスの一環として提供されており、その利用期間は原則として2年間となっています。この制度設計には、利用者様が可能な限り早く就労し、自立した生活を送れるようにするための意図が込められています。もちろん、利用者様が「どうしても期間内に就職が難しい場合」には、再度支援を受けるために手続きが必要になりますが、その際には個別の状況に応じた支援が行われます。

就労移行支援事業所では、多くの方にサービスを提供できるように、利用期間を制限しています。もし、支援期間が無制限であった場合、どうしても受けられる人数に制限がかかってしまう可能性があります。2年という期限を設けることで、多くの障害のある方々が必要な支援を受けられるように調整されているわけです。

3. 2年間で得られるものはたくさん!

さて、実際に2年間という限られた期間でどれだけのことができるのでしょうか?2年という期間は決して短くはありません。この期間をうまく活用することで、多くのスキルや経験を積み重ねることができます。

まず、最も重要なのは「就職活動の準備」です。就労移行支援事業所では、履歴書の書き方や面接の練習、企業研究など、就職活動に必要な基本的なスキルを身につけることができます。また、実際の企業での職場体験やインターンシップなども実施している事業所が多く、実際の仕事の感覚を掴むことができます。

就職してからも大切なスキルとして、コミュニケーション力や自己管理能力、時間管理能力などがあります。これらは、就職してすぐに求められる能力です。就労移行支援事業所では、これらのスキルを実践的に学ぶことができます。

そして、何よりも大切なのは「自信を持つこと」です。最初は不安な気持ちが強いかもしれませんが、支援を通じて少しずつ成長を感じることで、就職に対する自信がつき、社会に出る準備が整っていきます。

4. まとめ

いかがでしたか?就労移行支援が2年までという期間制限には、利用者様が早期に自立して就労を果たすための理由があることがわかっていただけたかと思います。2年という期間は、決して短いものではなく、その間に得られるものはたくさんあります。皆さんが社会に出て、自分らしい働き方を実現できるように、私たちも全力でサポートしています。

就労移行支援を通じて、新しい一歩を踏み出してみませんか?何か不安なことがあれば、ぜひ気軽に相談してくださいね!

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