ブログ
上前津

難病と就労移行支援

2025.01.23

こんにちは、名古屋市中区にある就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津です。(在宅支援も充実!)

就労移行支援事業所アクセスジョブ上前津は、難病を抱えた方々就労サポートもさせていただいております。

今回はそのことについてお伝えしたいと思います。

就労移行支援事業所では、オープンクローズという言葉をよく聞きます。
オープンは、自身が持つ障がいを企業に伝え、合理的な配慮の下で仕事をする形態です。
また、クローズは障がいについて企業には伝えない状態で就職をしますので、一般的な求人での就職となります。

オープン就労では、障害者手帳を持っていることが大前提となります。

では、難病の方々はというと障害者手帳を必ずしも取得することができません。
そのため、合理的配慮が得ることができない状態となります。

就労移行支援アクセスジョブ上前津では、難病を抱えた人々が就労を目指すために利用することが可能ですが、オープン就労としては就職活動が難しいという現実があります。

そのため、そのこともふまえての仕事に就くためのスキルや準備を整える場を提供しています。

難病の方々には、病気の進行や体調の変動によってフルタイムでの働き方が難しい方や、長期の休職を経て再就職を目指す方も多くいます。
そのため、一般的な就労支援に加えて、難病特有のニーズに応じた支援が重要となります。

難病の種類症状には個人差があり、特に体調の変動が激しいことが就労への大きな障壁となります。
例えば、定期的な通院や治療が必要な場合や、症状が悪化した際に急な休職が求められることがあり、企業側もその対応が求められることから、就労先の選定が重要です。

また、長期にわたる療養生活によって職業スキルや自信が失われるケースも多く、復職に対する不安も少なくありません。

就労移行支援事業所は、一般就労を目指す人々に対して、個別のプランを作成し、仕事に向けた準備を行います。

具体的には、履歴書の作成面接の練習職場でのコミュニケーション能力の向上ITスキルの習得などが行われます。

また、就労に必要なスキルを提供するだけでなく、日々の体調管理ストレス管理の指導も行い、病状を安定させながら無理なく就労できるようサポートしています。
さらに、就労後の定着支援として、定期的に連絡を取って相談に乗ることで、長期的な職場定着を目指します。

就労条件として在宅勤務短時間勤務の選択肢が必要な場合や、通院頻度に合わせてシフトを組むことが必要な場合にも、それに応じた職場の提案を実施し、必要に応じての医療機関連携し、就労と治療の両立が可能な環境作りをサポートする場合もあります。

難病を抱える人々が仕事に従事することは、社会とつながりを持つことですので、自立心や生活の質の向上がみられ、また、働くこと自体が生きがいとなり、病気と向き合う意欲や自己肯定感も高まります。

さらに、企業側にとっても、ダイバーシティの一環として、難病患者の受け入れが社会的な信頼を得るきっかけとなることもあります。

現状としては、まだまだ難病患者の雇用は少なく、社会全体での認知や理解が進んでいない状態です。だからこそ、就労移行支援事業所の役割として、難病患者が自分の可能性を広げていけ、さまざまな機関と連携することで、無理なく働ける社会を目指していきたいと思っています。

就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津では、難病の方々の支援、就労サポートも行っております。
お気軽にご連絡・ご相談ください。