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利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』【アクセスジョブさいたま】

2023.08.29

こんにちは!

アクセスジョブさいたまです♪

 

本日は、以前ご紹介した利用者様インタビューの後編になります。

 

前編では、就労移行を利用しようと思ったきっかけと、実際に利用してみての感想、さらにご自身の障害についてお話しいただきましたが、後編では障害についてどのように考えているかを伺っています。

(前編はこちらから)

 

同じように悩んでいる人のためならばと、30分以上の時間をかけてたくさん話してくださいました。

ぜひ最後までご覧ください。

 

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障害受容の過程

就労移行支援事業所アクセスジョブさいたま】利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』

 

Qどのような障害をもっていますか?

 

ADHDです。あとは身体表現性障害(身体症状症)。これは今はよくなったけど、数年前まではよく倒れていました。家族のゴタゴタが多かったから、ストレスがたまってそれが倒れるって形で出ていたんだと思います。

 

 

Q障害を受け入れるのにどれぐらいかかりましたか?

 

正直いまでも受け入れられてはないと思います。

受け入れるって納得するのとは少し違うと思っていて、納得するだけではなくて、「これができないならこうしよう」って感じで対策ができるようになってから、受け入れられるようになるのかなと思っています。まだ自分は対策は出来ていないかなと思っています。

 

あと、何でも病気のせいにしてしまうって受け入れられていない証拠だと思うんですよね。それは自分のなかでまだあるので。以前よりは減ったけれど「自分はADHDだから」と思ってしまうこともまだあります。だから今は受け入れる途中なのかなって思っています。

 

就労移行支援事業所アクセスジョブさいたま】利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』

 

障害を受け入れるっていうのは死ぬまで課題なんじゃないかなって。

もちろん受け入れられる瞬間もあると思うけど、受け入れても次から次に課題が出てくると思います。障害受容ってそういうことなのかなとは思っています。障害を持っている人の家族だってそうだと思います。特に自分みたいに目に見えない障害だと、自分の個性と障害の区切りが見えないから、障害を持っている人の家族って難しいと思います。

 

目に見えない障害は人に理解されにくいところがある、だからこそ受容は結構時間がかかるんじゃないかな。人生死ぬまで答えは出ないと思ってるけれど、それでも、それも自分が生きていくための楽しみというか、生きるための個性かなって。人それぞれ課題はあるけれど、それが生きるための人生の調味料なんじゃないかなって。ありきたりかもしれないけど(笑)

 

障害が悪いものだから受け入れられないのではなく、自分も逆に障害があるからこそ見えたものがあって、将来の夢ができました。障害はしんどいものではあるけれど、逆に自分の人生の中でプラスになることもあるのかなって思います。私の目標は死ぬまでに「ADHDになってよかったな」って言えることです。

 

 

障害の見方

就労移行支援事業所アクセスジョブさいたま】利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』

 

Q障害に対して捉え方が変わったきっかけはありますか?

 

1番のきっかけは、元気そうに見えていてすごいなぁと思っていた芸能人が、調べてみたらADHDだったときです。あとは自分の周りにもそういう人がいたりして。障害があるけど元気にやっている人がいるのを見たり、障害についてのドキュメンタリー番組を見たりして、障害があっても元気にやっている人がたくさんいるんだなぁって思いました。

 

障害って悪いもので、自分の人生を大変にさせるものだとずっと思っていたけれど、逆にそれを自分の糧にしていたり、人の役に立とうと頑張っている人、自分の人生の調味料として障害をプラスに捉えている人が世の中にはたくさんいるんだなぁって。

 

障害があってもいろんなことに挑戦している人たちを見て、障害って悪いものにもなるけれど、逆に人を磨いて輝く要素にもなるんだなって最近では思っています。障害のあるなしに関わらず、輝ける人は輝けるし、自分次第なところもある。捉え方とか自分の考え方によって、自己成長にも繋がると思っています。 全部が障害のせいじゃなくて結局全部が自分次第なんだろうなって。

 

就労移行支援事業所アクセスジョブさいたま】利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』

 

Q以前、「ADHDだからこれができない」と自分で思っていたとのお話がありましたね。

 

はい。それはお父さんからずっと言われていて。障害だから何かが免除されたりってのはあるかもしれないけど、障害があるからってすべてが変わるわけじゃないよって。結局社会にでると障害があってもなくてもみんな何かを頑張らなくちゃいけない。障害があったら何もしなくていいわけではないよ、障害があることと努力をしなくていいことは結びつかないよってすごく言われていて。

 

その時は「はいはい」って気持ちで聞いていたけれど、あるときお父さんと2人で過ごす機会があって。その時、自分は甘い考えをもって折れかけていたけれど、お父さんの家族とか、すごくちゃんと生活しているように見えていた人たちも、過去には全くうまくいかなかったこともあったらしくて、これじゃいけないとボロボロの状態から這い上がって行った話を聞きました。障害のあるなしに関わらず、みんな努力していて、すんなり生きてきたわけではないんだなって。自分だけじゃないんだなって思えたのが大きかったと思います。

 

もともと友達を作るのが下手なので、家族と過ごす時間が長かったりするから。一番嫌いな存在が家族であり、一番助けられている存在が家族なんです。

 

 

最後に

 

Q同じように悩んでいる人にどう声をかけたいですか?

 

偉そうに言えるほど出来ることはないけれど、自分の周りを見まわしたら嫌な人とかきつい人もいるけれど、意外とそういう人たちが自分のことを考えてくれていたりとか、意外と自分のことを考えてくれる人がいる

 

1人で悩まないで、ここみたいな就労移行でもいいし、病院の先生でもいいから、なんでもいいから声をかけてみたらいいと思います。1歩踏み出してみたら意外と2歩目が出ると思います。その1歩が一番勇気がいると思うけど、自分も最初はアクセスジョブさいたまに来るのはためらいがあったけど、思っているほど敷居は高くないし、意外と普通の場所だし(笑)。話してみたら楽になると思います。

 

就労移行支援事業所アクセスジョブさいたま】利用者様インタビュー 後編『障害受容と障害への見方について』

 

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※真面目なインタビューでしたが、笑顔あふれるインタビューでした! (最後の写真は撮影されるのが恥ずかしくて笑ってしまっているスタッフを見て笑っている利用者様です😂)

  

 

インタビューは以上になります。

 

難しい内容ではありましたが、真剣に考えながらお答えいただきました。

ご協力いただいた利用者様からは、「普段スタッフと話していることなどを改めて整理できた気がする」という感想をいただきました。

 

お一人で悩んでいる方は、ぜひご相談くださいませ。

 

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