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非公開: 川崎
支援員の本音「慣れによる気持ちの緩み」
2023.09.20
支援員は利用者様のことをよく見ます。
直視してなくても横目で見たりもします。
◎他の利用者様に対して優しい気遣いをしている
◎真剣な眼差しで話を聞いている
◎メモを取る
◎その人なりに考えて取り組んでいる
など嬉しいときも多々ありますが
▲全く興味がなさそうな表情
▲メモを取らない
▲意見を全く出さない
▲挨拶ができない
などなど気になることもしばしばあります。
体や心の体調が悪くてどうしても集中できない時もあります。
こちらでも配慮を心がけています。
しかし頻度が高かったり、自己対処法を全く試みない(成果が出なくても試すだけでもOK)は職業準備性の観点からは低いと言わざるを得ません。
通い始めは緊張がありますが、慣れてくると気持ちに緩みや油断が出てきます。
正直なところ、だらけてしまう気持ちを理解できます。
私も学生時代に何度舟を漕いだり、ノートを友人に見せてもらったりしたことか。
就労移行だと給与がでないので、訓練を「仕事」として捉えることが難しくなることもあります。
賃金は責任感を生むことが多いからです。
支援員はそんな緩みを見ています。
やっと素に近いところが見えてきたなと。
気づかれていないと思っている利用者様も多いかもしれませんが、よーく見えています。
長所もたくさん!たくさん!見えています。
ただ訓練態度に懸念点が多い方が、本格的な就職活動の開始を希望されても返答に頭を悩ませることがあります。
なぜなら私たちは面接だけでなく、就職後を見据えた支援をしています。
社会人スキルを身につける前に入社して、社会の荒波に揉まれてほしくないからです。
もちろん完璧な人間はいません。
ただし最低限ここだけは今のうちから身につけて欲しい!という思いがあります。
そして支援員も完璧ではありません。
人に指摘ができる振る舞いができているのかと、自分を戒めながら日々勉強させていただいています。
大人になると褒められることも注意されることも大幅に減少します。
自分で気づく力が試されているようにも感じます。
行動を変えるのは容易くないですが、一歩ずつ一緒に取り組んでいきましょう。