コラム「障がい」と「仕事」
【働きたいを形に】就労移行支援事業所とは?
2023.07.07
『就労移行支援』って皆様、ご存じですか?
「名前は聞いたことある」「ネットで検索して調べてみた」「主治医に紹介してもらった」など、人によって知っていることは様々だと思います。
今回のシリーズでは『就労移行支援』のサポート内容はじめ、皆様に合った事業所を選ぶポイントをお話しします。
今回のコラムではまず、『就労移行支援事業所』について説明していきますね。
就労移行支援事業所ってどんなところ?
『就労移行支援』とは、障がいをお持ちの方にむけて、就職までのトレーニングや就職後のアフターケアのサポートをおこなうサービスで、障害者総合支援法に定められた障害福祉のひとつとなります。
障がいや難病などで「仕事に就くことが難しい、でも仕事をしたい!」という方をサポートする制度です。
その拠点となる就労移行支援事業所では、一般企業への就職を目指し、就職に必要なスキルや知識を身につけ、自分にあった仕事を見つけるための各種サポートを受ける事ができます。
就職に向けたトレーニング
就労に向けての訓練や資格の勉強をおこない、一般企業で働くための知識・能力を身につけます。
多彩なカリキュラムで得意なことや苦手なことを把握しながら、就職に必要な知識やスキル、ビジネスマナーなどを広く学ぶことができます。
具体的にはeラーニングや資格取得プログラム、ビジネス研修動画など。また集団で参加して意見交換する対面型プログラムもあります。
皆様の体調や生活状況、希望職種を考え、それに合わせたプログラムを選ぶのがよいでしょう。
仕事・職場探しのサポート
利用者様が自分に合う仕事を探せるよう、支援員がサポートします。
職場見学やインターンも紹介できますので、様々な職場を経験して「働く」ことの目線を広げながら、自分に合う職種や働き方を見つけることができます。
今までの経験を活かす、新しい自分にとっての価値を見つけて新たな仕事にチャレンジしたり、自らの未来を描いてチャレンジします。
就職活動サポート
支援員が就職活動を全般的にサポートします。
履歴書や職務経歴書のアドバイスや添削に加えて、支援員による模擬面接などを受けることができます。
アドバイスだけでなく、面接への同行も可能です。模擬面接では、厳しい面接官、優しい面接官などのリクエストも可能ですよ。
就職後フォロー
就職後にも職場定着のための支援を受けることができます。
支援員と面談し、就職先での悩みや不安を相談したり、解決に向けた各種の支援を受けることができます。
就職した企業の担当者と支援員との面談も利用者様の希望により実施しています。
就職する事より大事なのは、長く働き続ける事。就職はゴールではなく、スタートと位置付けてサポートしていきます。
就労移行支援とは?まとめ
地域社会には様々な就労移行支援事業所が色々なカリキュラムで障がいのある方をサポートしています。
その中で自分に合った事業所を選ぶことが重要です。
サポート体制はどうか、プログラムが自分に合っているか、就職実績や満足度はどうなっているか、などいくつかの事業所を訪問し決める事が大切だと思います。
こちらのシリーズでは就労移行支援の利用法や、事業所の選び方、どのように探せばよいかなどを掲載していきます。
就労移行支援事業所「アクセスジョブ」ではいつでも見学や無料体験を受け付けています。ぜひお気軽にお越しください。