コラム「障がい」と「仕事」
【働きたいを形に】最後はどう決める?
2023.07.28
就労移行支援とは何か?その利用方法や、事業所の選び方、どのように探せばよいかなど、
【働きたいを形に】を共通タイトルにご紹介してきました。
今回のシリーズも最後の第5回目となりました。
自分に合った就労移行支援事業所を最終的にどう決めるかに関して、改めてご紹介させていただきますね。
今回のコラムはあくまでも私からみたポイントになります。
その他にも各就労移行支援事業所ホームページには様々な情報が記載されていますので、そちらも参考にして頂き、ご自身に合った事業所を選んでいただければ幸いです。
行政機関や就労移行支援事業所によく相談する
大切な点は、「自分に合った事業所」を選ぶことです。
ここだ!と直感で決めることもあるでしょうし、現在、お世話になっている医療機関や行政機関、相談支援事業所とよくご相談してみることも方法の一つです。
医療機関では、働けることを前提とした健康状態であるか、就労移行支援事業所に通所する事が適切であるかをご相談してみてください。
無理をして体調が悪化してはいけませんし、就労移行支援に通う事ができる期間(最長2年間)は限りあるものです、大切に過ごしたいですね。
行政機関に相談すると地域にどのような移行支援事業所があるのか、利用の際の手続きはどうするのかがわかります。
相談支援事業所にはこれから働きたいということを伝え、今は就労移行支援がよいか、生活訓練(自立訓練)がよいかを相談してみるとよいでしょう。生活面を含めて客観的にアドバイスしてくださると思います。
生活訓練に関してはリンク先を参考にしてください。
👉生活訓練とは
就労移行支援事業所の支援員には、事業所方針やプログラムなどを確認し、事業所の特徴(力を入れている事)を聞いてみるのもよいでしょう。
困っていることや生活の相談も支援員が親身になって聞いてくれますので、聞きづらい事でもどんどん聞いてみてもよいと思います。
見学や体験入学を通じてご相談してみてください。
👉第3回コラム就労移行支援事業所を選ぶポイントとは?
体調がすぐれず訪問が難しい時は、メールやオンライン(zoom)などで相談するのもよいでしょう。
事業所見学や周辺の散策も大切な要素
様々な就労移行支援事業所がある際、事業所の見学が大切な機会になります。
入所が決まったら、そこは皆さまの日々の生活の場になります。
見学に行くまでの道筋や時間、訪問したオフィスが心地よく快適なスペースになっているか、
プログラム学習やスキル習得するのにパソコンなど十分な設備があるか、休憩スペースや食事の提供状況なども大切な要素です。
オフィスのデザインやトイレの清潔さなども人にとっては重要なことになるでしょう。
事業所周辺を散策してみて街が自分のお気に入りかどうかを見てみるのもよいですね。
体験入学でより深く事業所を知ること
最終的には自分が体験してどう感じたかが一番大事だと思います。
大切なことはあらかじめ情報収集し、支援員との相談を通じて体験入学するとよいでしょう。
特にどのようなプログラムが用意されているかはじっくり体験して評価するのがよいと思います。
体験する日程も実施されるプログラムを確認して決めたり、見学時に支援員に相談して、どの日程で見学するのが自分の職業や職種の意向と合っているか?事業所の特徴がわかるか?を聞いてみてください。
そして、体験でこそ確認できる事業所の雰囲気、参加されている他の利用者の方、支援員との相性の良さを十分検討していただければと思います。
最後はどう決める?まとめ
いかがでしたか?
合計5回を通じてご紹介してきた就労移行支援事業所に関して。
探してみると皆さまがお住いの市区町村には思ったより数多くの事業所が就労移行支援業務をおこなっています。
何よりも大切なことは、選んだ事業所が自分に合っているかどうか。
就労に向けての生活の場にもなる事業所ですので、体調に合わせて様々な視点から選んでみることが大切だと思います。
就労移行支援事業所「アクセスジョブ」ではいつでも見学や無料体験を受け付けています。
ぜひお気軽にお越しください。