コラム「障がい」と「仕事」
【就活・転職】って、どうすればよい?
2023.10.02
皆さま、こんにちは。
今回は「転職・就職」に関するコラムです。
就職活動の前にどういった準備が必要かをご説明します。
皆さまの中には、就職目標の時期が迫っている方もいるでしょう。
様々な事情があるのでなんとも言えませんが、大事なのは焦らないことです。
準備がある程度できてから実際の活動に入った方が、結果として早く就職できるかもしれません。
「自己分析」「応募書類作成」「面接対策」「求人媒体での情報収集」の4つにわけてご説明します。
自己分析(自分をよく観察)
まずは、働き方には様々あることをご紹介したこちらのコラムを参考にしてください。
👉【働き方の選択】様々な働き方
様々な働き方があり、その上で自分自身の中で「働くこと」について考えます。
「生きていく為には働くことが必要」、
「働くことで自分の目標を達成したい」、
「働けば社会とのつながりが持てる」など動機は様々ですし、2つ以上の目的が重なっている場合もあります。
自分の考えがざっくり決まったなら、次に自分のことを観察してみます。
自分の強みや得意なことは何だろう?
今までやってきたことは何かな?
どういった事をしている時が楽しいか?などです。
逆に弱みや苦手なことも考えてできる限り書き出してみます。
一度にすることはありません。
生活の中で時折考えて思いついた時にメモを残しておきます。
次にそれを整理してみます。
重要なのは、「やりたいこと」と「やりたくないこと」、「できること」と「できないこと」の4つに分けてみるのがよいと思います。
私はサッカーをやっていたので、「やりたいこと」はプロのサッカー選手かもしれませんが、それが「できること」には繋がりません。
この4つに分類して、もっとも自分に合う「頃合い」を見つけるのが大切です。
応募書類作成(自信を持って資料を作成)
就職活動に必要な書類としては主に2つ、「履歴書」と「職務経歴書」です。
今回初めて仕事に就く方は「履歴書」だけでかまいません。
さあ書くぞ、と思ってもどう書いてよいかわかりませんので、インターネットにでている雛型文章を参考にするのがよいと思います。
まず「履歴書」です。
こちらは簡単に言えば自己紹介の書類です。
現在の年齢や住所、学校に入ってから働いている時の経歴、そして持っている資格やアピールポイントなどです。
志望動機を書く項目もあります。
応募する業界一般的な事でなく、応募企業に関する事を具体的に志望動機に書く必要があります。
企業のホームページを参考にその企業をよく知って、書くのがよいと思います。
次に「職務経歴書」です。こちらは自分を売り込む為の資料です。
今まで働いてきた職歴(務めた会社)と職種(やってきた業務)を具体的に書く必要があります。
その中で自分が残した実績を書くことが大切です。
大きく構える必要はないです。
自分なりの実績でかまいません。
数値的な実績の方がよいですが、「こういった新しい事をした」、「周りの同僚からこういった評価をもらった」でも具体的に記載すればよいと思います。
嘘はいけませんが、私は自分がやった事に自信を持ち、少し大げさな表現でいつも書きました。
経験から身についたこと、習得した資格やスキルをきっちり伝えるのも大事です。
自慢にはならないですが、私は資格を持っていません。
それでも雇用していただいた企業はありました。
就労移行支援事業所では利用者の皆さまと相談しながら、応募書類を作成していきます。
ひょっとすると皆さまが見つけていない強みを支援員と会話する中で発見できるかもしれません。
面接対策(前向きに練習が大切)
「面接って緊張するな。いやだな~」と思うことが一般的ですね。
面接では、会ったこともない人に何を質問されるか分からないのですから当然です。
しかし、練習をすることで徐々に自信がついてきました。
最初は面接室に入るところから始めました。
「コンコンコン」入室のノックは3回みたいです。
椅子の近くまで行って名乗ってから座る。
質問には目を見ながら簡潔に結論から伝える、などなど注意事項はたくさんあります。
具体的には後日のコラムでご紹介させていただきますが、それよりもっと大切なことがあると私は感じました。
明るく元気であること、自分に自信を持つこと、やりたいことを伝えること。
その3つがあれば後は何とかなるな。
逆にこの3つがないと面接ルールをマスターしてもどうしようもないなと思いました。
ではこれをどういう風に身につけていくか?
それには何度も練習してみることです。
事業所では希望がある方の模擬面接を実施しています。
面接官の経験のある支援員がいる事業所もあります。
模擬面接を実施すれば自分では気がつかないことも発見できます。
そういう風に事業所をうまく使ってみてください。
求人媒体での情報収集(幅広くと絞込み)
「応募書類作成」や「面接対策」と同時に求人媒体での情報収集を始めます。
ここでは様々な機関や媒体を活用することをお勧めします。
幅広い中から探せば、よい仕事やよい給料、よい会社が見つかる可能性が増えてきます。
ハローワークに相談する、転職サイトに登録する、就労移行支援事業所でも相談しながら応募案件を探すことができます。
また、ここでいきてくるのが「自己分析」で「やりたいこと」と「できること」をどのように整理できたかです。
幅広い中から探すことが大切と話しましたが、「やりたいこと」と「できること」は絞っておかないと面接でうまくいきません。
万が一就職できたとしても、働いてみて仕事が合わず、辞めてしまう結果になるかもしれません。
就職活動・転職活動は働く企業を見つけることではありません。
働き続ける企業を見つけて経済的に体力的に精神的に、少しでも豊かな生活をおくることだと思いました。
【就活・転職】って、どうすればよい❓まとめ
いかがでしたか?
「就活・転職」の準備はできそうでしょうか?
ここでもう一つ活動を通して私が感じたことです。
書類選考、面接などの活動をおこないながら、準備したものをより良いものに変えていくことが大切でした。
実際活動してみて初めて気がつくことも沢山ありました。
不採用の時もその原因を自分なりに考えて少しずつ応募書類を良くしていくことにやりがいを感じました。
事前準備ができていれば、それを少しずつ良くすることはやり易すかったです。
就職活動は一人でやっているとストレスや負担を抱えてしまいます。
就労移行支援事業所で支援員と一緒に取組んでいくことにより、自分の成長にもつながると思います。
チャールズ・ダーウィンは言いました。
「強い者、賢い者が生き残るのではない、生き残るのは変化する者」だと。
うまくいかなかった時こそ、私はその言葉に自分の行動を重ね合わせていました。
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📢次回は10/9月曜日「職場のコミュニケーション」について掲載予定です。
毎週、お会いできることを楽しみにしています。
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就労移行支援事業所「アクセスジョブ」ではいつでも見学や無料体験を受け付けています。
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