この世界には本当に様々な考え方が存在していますね。
みなさんはどのようなことを大切にして、日々を過ごしていらっしゃるでしょうか。
わたしがいままで見聞きした中から、新鮮だなと思った考え方のお話をしたいと思います。
それは、自分の行ないや言葉や心に思ったことはすべて自分に返ってくる、というものです。
例えば、だれかに何かを譲ったとき、仮にそれが自分にとって不本意だという気持ちがあったなら、こころの中には辛さがあるかもしれません。その瞬間は損をしてしまった気がするかもしれません。
けれども、自分の為したことが返ってくるとすると、他を利するその行為は、結果として自己を利することになる、ということです。
たくさん譲れば譲るほど、周りの人からたくさん譲ってもらえるようになります。
あなたの周りには、誰かに何かを譲る人たちがたくさん集まってくるようになります。
そうなると、生きやすくなりますね。
これは、逆もまた然りです。
怒りの感情をこころの中にため込むことは苦しいことです。
けれども、その感情を相手に躊躇なくぶつけてしまうと、相手を傷つけ、心の優しい方ほど、自分が後悔してしまうかもしれません。
行ないが返るというのは、優しい考え方であるとともに、シビアな考え方でもあると感じました。自分自身のエゴと向き合うことになるからです。
何かを得たいときは、何かを周りに与えることから始めてみるとよいのかもしれません。
世界には、このような考え方が根差している場所もあるのですね。