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2020.04.16
名古屋駅前校

The Few「少数の人々」

こんにちは! アクセスジョブ名古屋駅前校です(^^♪

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

1939年9月1日。

ポーランドへの侵攻を開始したヒトラー率いるドイツ軍は、わずか1か月で同国を占領。

その後、ドイツ軍は「まやかし戦争」と呼ばれる英仏連合軍との無戦闘状態の期間を経て、

突如、1940年5月10日にオランダ・ベルギー・ルクセンブルクへの侵攻を開始。

戦車の火力と航空機の機動力を集中運用する「電撃戦」によって1週間ほどで北フランスを席捲し、

英仏連合軍をドーバー海峡に面したベルギーの港町ダンケルクへと追い詰めました。

イギリスのチャーチル首相は、ダンケルクで防戦を続ける英仏連合軍35万の将兵を救出すべく

「ダイナモ作戦」を決行。軍艦のほか、漁船やはしけ、ヨットなどのあらゆる船舶を総動員し、

5月24日から6月4日までの10日間で、この大規模な撤退作戦を成功させました。

その後、戦意を失ったフランスを一気呵成に占領したヒトラーは、7月半ば、

その勢いを駆って、イギリス本土上陸作戦「シー・ライオン(あしか)作戦」を決行するべく

大規模な航空兵力を投入し、ドーバー海峡とイギリスの制空権を奪おうとしました。

ドイツ軍が投入した航空機が約2千機に対して、イギリス軍のそれは約700機。

戦力から見れば圧倒的な優位に立っていたドイツ軍ですが、

イギリス空軍の必死の抵抗に加え、自軍の戦術ミスなども重なって劣勢となり、

ほどなくヒトラーはイギリス侵攻を諦めることになりました。

この7月10日から10月31日まで続いたイギリスとドイツによる史上最大の航空戦は

「バトル・オブ・ブリテン(イギリスの戦い)」と呼ばれ、

第二次世界大戦(ヨーロッパ戦線)の流れを変えた戦いのひとつとして語り継がれています。

この戦いが本格化する中で、イギリスのチャーチル首相は8月20日、庶民院において

後に「 The Few (少数の人々)」と呼ばれる演説を行い、

“Never was so much owed by so many to so few.”

「かくも少ない人々がかくも多数の人々を守り、かくも大きな恩恵を与えたことは

いまだかつてない」という一文で、劣勢だったイギリス空軍の戦いぶりを称賛しました。

劣勢であるにもかかわらず、必死に抵抗し、祖国を守り抜いた人たちに対する最大の賛辞として、

今でもチャーチル首相の演説はイギリス国民たちの脳裏に焼き付いているそうです。

 

現代。というか現在。

世界中で新型コロナウイルス感染症が蔓延し、日本でも医療崩壊寸前の重大局面が続いています。

その中で、ウイルスという「見えない敵」と戦いながら、

自らの命を賭けて、感染に苦しむ人々の命を必死で救おうと懸命に働いている人たちがいます。

医療に携わる人たち、とりわけ看護師という職業に就いている人たちです。

日本の人口1億2650万人(2018年)に対して、看護師は約122万人(同年)。

つまり、人口の1%にも満たない人たちが、私たちの命を救おうと懸命に働いているのです。

医療機器や防護服、マスクすら足りないという逆境の中で、ウイルスと戦い続ける姿は、

まさしく “Never was so much owed by so many to so few.” と言えます。

そんな状況を踏まえて、今、私たちにできることはウイルスに感染しないこと。

医療に携わる人たちの手を、これ以上、煩わせないようにすることです。

ひとりひとりが自覚を持って行動することで、この難局を乗り越えなければなりません。

大小にかかわらず、集団社会において、人には、それぞれ「役割」があります。

医療に携わる人たちの役割が「命を救う」ことであるならば、

今のわたしたちの役割は「これ以上、感染者を出さない」ことではないでしょうか。

 

アクセスジョブ名古屋駅前校では、就労準備プログラムを通じて、

利用者の方々には

「どんな業種・職種に就いても、それぞれの「役割」が果たせるようになってほしい」

という気持ちで、日々、支援にあたっています。

自立し、社会に貢献できる人たちを胸を張って送り出すことが

わたしたち支援員の「役割」だと考えています。